作者:アントニイ・バークリー
総合:4.0
古典、元祖多重解決ミステリ

あらすじ:ロジャー・シェリンガムが創設した「犯罪研究会」の面面は、迷宮入り寸前の難事件に挑むことになった。被害者は、毒がしこまれた、新製品という触れ込みのチョコレートを試食した夫妻。夫は一命を取り留めたが、夫人は死亡する。だが、チョコレートは夫妻ではなく他人へ送られたものだった。事件の真相や如何に?会員たちは独自に調査を重ね、各自の推理を披露していく―。

感想:多重解決ミステリの元祖。古典にしては読みやすい。色々な作品がこの作品のオマージュである。

私が読んだことがあるのだと、このブログで紹介した「ミステリー・アリーナ」、西澤保信の「聨愁殺」、「丸田町ルヴォワール」、「虚無への供物」などが多重解決ミステリらしい。どれも面白い。