『隠し砦の三悪人』@明治座

8月  8日(火)12時~

8月13日(日)12時~

 

 

-「闘え!逃げろ!守り抜け!
荒武者と姫と百姓二人、決死の敵陣突破。
黒澤明の傑作時代劇が遂に舞台化!」-

というキャッチコピーそのままの舞台は、時代劇の醍醐味を存分に味わえるものでした。

 

 

戦乱の世の勝者と敗者の残酷なまでの現実に、真っ向から立ち向かう家臣たちと再興を託された姫、そして、長男以外は安全とはいえない水呑百性たち。

決して交わることの無かった彼らが協力して敵陣を突破する様は、スカッとするだけでなく、それぞれの思惑が絡み合い、さながら心理戦のようでした(→特に百姓2人の「人間としての欲や業の深さ」からくる逡巡は、とても人間臭く、妙にリアルでした)。

 

 

それにしても、主演の上川(隆也)さんの演技は天下一品です!!

決して贔屓目などではなく、発声といい(←私は彼の声が大好きなんです)、間の取り方といい、滑舌の良さといい、動きの俊敏さといい(←殺陣も素晴らしかった)、ひとり群を抜いています。

観る前から分かっていたことですが、予想を遥かに上回る熱演と感動に思わず涙が出ていました。

 

 

また、上川さん同様、“舞台役者”として光っていたのが、風間(俊介)くんでした。

僭越ながら彼の舞台を観たのは初めてでしたが、こちらも思った以上の上手さにビックリ!

 

 

それから、今回初舞台(?)の小林由依さんも、その進化を目の当たりにしたひとりです。

経験は何物にも勝る-を体現されていました。

 

 

そして、そして、アンサンブルの皆様の様々な変化(←「へんげ」と読んで下さいませ)もとても楽しく&頼もしく、舞台を鮮やかに彩っていました。

 

 

再演を、強く強く望みます!!