宝塚歌劇星組公演

『霧深きエルベのほとり』
『ESTRELLAS』 ①~②
①3月  3日(土)   15時半
 1階 7列23番
②3月17日(日)   11時
 1階 7列55番
東京宝塚劇場にて
 
 
「身分違いの恋」のなんと悲しいことよ。
宝塚クラシックともいうべき今作品は(=題名の前にきちんと「Once upon a time in TAKARAZUKA」と記されています)、思いやりや人間関係が希薄になっている今だからこそ上演する意味があるのではないでしょうか!?
いや、もちろんトップコンビに相応しい演目ということもあるとは思いますが、ただそれだけではない気がします。
 
 
当初、主演の紅ゆずるさんと船乗り(水夫というより、船乗りと言いたい!)がイコールではなかったのですが、なかなかどうして“海の荒くれ者”を体現していたと思います。
特に酒場での告白と慟哭には涙を禁じ得ませんでした。
ただ、時々台詞が聞き取れなかったりするのは、もはやご愛嬌でしょうか。
また、相手役の綺咲愛里さんも発声の不自然さはあるものの(←無理に高い声にしなくても良いと思うのですが)、その可憐な容姿も相まって“純真無垢なお嬢様”に見えました。
 
 
その他、ヒロインの婚約者である礼真琴さん、ヒロインの腹違いの妹役の有沙瞳さんをはじめ、演者それぞれがそれぞれの役を生きており、一見クラシック作品が合わなさそうな星組(←スタイリッシュという意味で)でこの作品を観れたことは、大いなる収穫でした。
ただ、主人公の昔の恋人であるアンゼリカ(音波みのりさん)とのエピソードをもう少し描いて欲しかったと思うのは私だけでしょうか。
 
 
今作品のテーマはひとつではありませんが、「身を引くことで成就する愛」もあるのだということ、そして「真実の愛はお金では買えない。」ということを、深く心に刻むこととなりました。
やはり、人間の原動力は「愛」なのですね。
 
 
*当方の都合で『ESTRELLAS』は割愛させていただきます。すみません。
それでも一言:テレビより生観劇の方が数倍楽しめましたが、やっぱりオリジナルの曲が聞きたいっ!!