宝塚歌劇
星組公演
『ANOTHER WORLD』
『Killer Rouge』①~②
①6月30日(土) 15時半~
1階7列24番
②7月11日(水) 13時半~
1階7列55番
東京宝塚劇場にて
-いやぁ~、声をあげて笑っちゃったよぉ!
「笑いは世界を救う」とはよく言ったもんだけど、本当にそうなのね。
私も救われた気がするわ。
『ANOTHER WORLD』は、恋煩いで亡くなった両替商の若旦那・康次郎の「あの世修行」の物語。
落語がベースの作品だけあって笑いのツボも心得たものですし、何より演者が楽しんでいるのが良いですね。
そして、笑いの中にも娑婆(=現世)に生きる我々へのメッセージや教訓等が込められていて、意外と奥深い作品なのではないでしょうか。
しかし、こういう役柄の紅さんは生き生きとしていて、本当に面白い!!
テンポも間も良いので観客を飽きさせないんです。
早口で台詞が聞き取れないということもありませんでした。
また、登場人物たちがなかなかに濃いキャラクターで、且つそれぞれが演技者なんですよね。
福の神になるのを夢見ている貧乏神とか(←華形さんはやっぱり上手いです)、女好きの閻魔大王とか(←汝鳥さんも安定の上手さです)、その閻魔大王の愛人である奪衣婆・艶冶の過去生が虞美人だったとか(←なぜ音波さんが娘1でないのでしょう)・・・。
まさに配役の妙、演技の妙だと思います。
『Killer Rouge』は、“Rouge(紅色)”をテーマカラーにした華やかでゴージャスなショー。
グイグイ攻める感じが星組っぽくて良いのですが、音響の問題なのか声量の問題なのか歌詞が聞き取りにくく、特に11日(水)の公演は何を言っているのか分かりませんでした(←場所も関係あるのかしら!? 下手側ではそうでもなかったので)。
ただ、礼さん、輝咲さんの歌は良かったです。
また、ダンスではやはり紫月さんに目がいってしまいますね。
多分に作者の趣味を反映した歌謡曲の応酬(笑)は宝塚歌劇的にどうなのかとも思いますが(←個人的に、宝塚オリジナルの美しいメロディが好みなんです)、みんなが口ずさめるから、そして楽しいからオールオッケーなのでしょう。
昔はそう多くなかった退団者の餞シーンがあるのも、愛ゆえだと思いますし。
とにかく、熱そして圧を感じるショーでありました。