宝塚歌劇花花組公演『ハンナのお花屋さん』

10月17日(火)  14時~
1階N列3番
赤坂ACTシアターにて
 
 
植田景子先生の作品は賛否が分かれることが多く、否の一番の理由は「男役至上主義のあまり、娘役(←特に娘役トップスター)の描き方が散漫」というものです。
確かにそれは否めませんし、今回の仙名彩世さんの役についても同じことが言えると思います。
しかし、今回は「成功と移民」や「戦争がもたらす難民の現実」等というテーマの他に、「働く女性」や「女性の社会進出」という裏テーマがあるとも感じました。
 -だって、仙名さん以外の娘役ちゃんたちって結構魅せ場があるし、葛藤はありながらも活き活きと仕事をしているシーンが多いもの。
仕事を持ち颯爽と働いている女性たちと、祖国を追われイギリスに渡ってきた移民の女性との対比もあるでしょうが、作者は多分に「働く女性(たち)」に自身を投影しているのではないかと思いました。
 
 
でもね、意外にも最初から最後まで涙が出て仕方がなかったのですよ。
何故だか自分でもよく分からないのですが、心が感じて動いたことは間違いありません。
久しぶりに、爽やかな笑顔で楽しそうに舞台に立っているみりおちゃんを観れたし(←数回嚙みましたが)、ゆきちゃんの抑えた演技にいたく感動したし(←本当に上手いの)、びっくちゃんの活躍が嬉しかったし(←もはやお笑い担当なのか!?)、キキちゃんとあきら氏のカッコよさにクラクラしたし、組子たちの笑顔に癒されたし・・・。
結局は良い風に感じて動いた、つまり感動したんでしょうね。
と、どこかフワフワした感想になってしまいましたが、ジワジワとくる作品ではあるようです。
難民問題も提起していますしね(←一応、福祉人なものでコレには食いつきますよ。ちなみにAARさん(=難民を助ける会)が出店しており、劇中に出てくる絵本等を購入できます)。
 
 
パレードの衣装がマリメッコのウニッコ柄(=ケシの花柄)で、ちょいと嬉しくなっちゃいました。
  -だって、お花屋さんだからね~。