宝塚歌劇月月組公演『All for One』①

9月23日(土) 11時
1階4列17番
東京宝塚劇場にて
 
 
初日が開けてから3週間あまり…。
ようやく MY初日を迎えました。
 
 
いやぁ、勧善懲悪の冒険活劇は宝塚歌劇の真骨頂とでもいいましょうか。
理屈抜きに楽しい舞台でした(←先が読めてしまうのはご愛嬌ということで)。
主人公たちの一挙手一投足にハラハラ・ドキドキしたのは、最近では珍しいかも知れません。
まるで少女の頃に戻ったような感覚でした(遠い目)。
 
 
ルイ十四世が実は男女の双子で、行方不明になった兄の代わりに妹が国を治めている-という大胆な設定も、宝塚というフィルターを通すと素敵なファンタジーになってしまうのですね。
何よりルイ(女性としての名前はルイーズ)役の愛希れいかさんの演じ分けが見事で、彼女のために書かれた芝居のような気さえしてしまうほどです。
いやいや、トップの珠城りょうさんの逞しさと清潔感も魅力的ですよ(←彼女は骨太なイメージですが、「瞳の奥に少年の純粋さを宿している男性」という感じなんですよね)。
ルイーズが落としたペンダントにキスをするところなんて、キュンとしましたもの。
このコンビは相性が良いようですね。
 
 
また、これまでどこか殻を破れなかった感のあった月城かなとさんの“悪役ぶり”に、目を見張りました。
その美貌はもちろんのこと、こんなに演技の出来る人だったとは(←美しい悪党ほど魅力的な人はいないのです)!
『銀二貫』も悪くはありませんでしたが、どこか物足りなさがあったのです(←ごめんなさい)。
今回のキャスティングで一番のはまり役は、彼女だったのかも知れません。
 
 
他にも宇月颯さん、美弥るりかさん、暁千星さん(←かつて、『暁の星』という題で彼女のことを記したことがありました。やっぱり路線に乗りましたね)の主要キャストはもちろんのこと、一樹千尋さん、沙央くらまさんの専科陣から風間柚乃さん、蓮つかささんらをはじめとする若手陣まで、それぞれが良い芝居をしています。
「芸達者の月組」の看板は当分下ろせそうにないですね。
 
 
次回は早くもMY楽ですが、今から楽しみに待つとします。