昨夜の試写会に行って参りました。
-久しぶりにリピートしたいと思った作品でしたね。
観終わった後、人生について少し真面目に、そして少し前向きに考えてみたくなる映画でした。
………今は空き家となったナミヤ雑貨店に、(盗みを働いた)3人の青年が逃げ込むところから物語は始まります。
そこで青年たちは、不思議な現象-30年以上も人が住んでいない店先のポストに手紙が投函されていること-を目の当たりにするのです。
やがてそれは、かつてナミヤ雑貨店の店主が悩み相談をしていた時の手紙、つまり1980年当時のものだということに気づきます。
奇妙なこととは思いつつ、彼らは32年前の相談者に返事を書くのでした。
それが彼らの運命を変えてゆくことになるとも知らずに………
現代と過去が交錯しながら物語は進行していくのですが、それらが実は根底では繋がっていて、やがて「奇蹟」と呼べるような結末を迎えます。
それはまるで、「物事には偶然はなくすべて必然である」という普遍の心理(←少なくとも私はそう思っています)を体現しているようでありました。
また、悩み相談に真摯に答える店主の姿に自らを重ね、自身の心持ちや姿勢を省みる2時間でもあったように思います。
最後に、印象に残った「演技者」として西田敏行さんを挙げたいと思います。
-本当に上手いのです。特に死を前にした際の迫真の演技には涙を禁じ得ませんでした。
他に、門脇麦さんと村上虹郎さんは独特の個性と存在感がありました。
-今後、門脇麦ちゃんは演技派女優になる予感。
ひとりでも多くの方に観ていただきたい、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』でした。