先日のことです。
この日は相談件数も少なく事務処理をしていたのですが(←私はソーシャルワーカーとして、福祉事務所の出先機関にて相談業務をしております)、ひとりのイカツイ男性が「こんにちは。」と元気よく窓口へやってきました。
よく見ると、1度のみですが相談に来られた方でした。
守秘義務がありますので詳細は申せませんが、この男性は元・暴力団員という過去をもち、そのためにしなくてもいい苦労をされてきた方です。
とりわけ就労に関しては-小指欠損という見た目も影響しているのか-かなりの辛酸を舐めてきたようです。
相談時も暗い顔をされていました。
ともかく話しをうかがい、結果的にはある機関に繋ぐのが相当と判断し一旦終了となりました。
そして約1ヶ月後の昼下がり、わざわざ窓口へお越しになり「就職も決まり、転居もでき、生活を立て直すことができました。本当にありがとうございました。相談して良かった。」と仰って颯爽と去っていかれました。
-いやいや、私は大したことはしてないですから。ただ話を聞いて他機関に繋いだだけですから(←でも本音を言うと、そう言っていただけてとても嬉しかったです)…。
そう、これは紛れもなく彼自身の努力と情熱の賜物なのです。
そして、「(正しい)努力は必ず報われる」ということの証明でもあります。
私は仕事柄いろいろな出自・背景の方とお会いしますが、このように律儀な方はそう多くはありません。
「今後の彼の人生が少しでも穏やかなものになりますように。」と、祈らずにはいられませんでした(←ちょっとカッコつけ過ぎかな、エヘヘ)。