宝塚歌劇花花組公演

古代ロマン『邪馬台国の風』
レビュー・ファンタスティーク『Santé!!』

8月11日(金・祝)  15時半~

1階6列25番
東京宝塚劇場にて
 
 
-決して名作とは言えないけれど、思ったよりは悪くない。しかも昭和っぽい作りでどこか懐かしい。ショーも悪くはないけれど、ちょいとネタ切れかな・・・。
これが大まかな所見の感想です。
 
 
『邪馬台国の風』は、もうこの題材からしてストーリーが分かってしまうので -主人公と卑弥呼の悲恋や国盗りの野望が渦巻く宮廷など- いかに観客を引き込む演出・芝居ができるかなんですが、脚本や演出が弱い分演者の演技力に頼るところが大きかったと思います。
なかでも一番の立役者は、仙名彩世さんでしょう。
マナというひとりの少女がシャーマン・ヒミコに祀り上げられる過程や、主人公のタケヒコと出会い惹かれ合うシーン等で魅せる彼女の表情は秀逸です(←もちろん、台詞回しもですが)。
また、前国王の息女であるアケヒを演じている花野じゅりあさんもいい芝居をしています。
今物語では悪女なアケヒですが(←国王の娘としたら王位を狙うのは当然なんですけどね)、品のある色気と滑舌の良さで魅せてくれます。
 
 
また、『Santé‼』は、「最高級ワインをあなたに」という副題が付いているとおり(←私は省きましたが)、タカラジェンヌをワインに見立てたゴージャスなショーです。
のっけから男役スターたちによる女装(←失礼)、いや、ボルドー5大シャトーの優美な競演で、いやが上にも期待は高まります。
そして、客席降りを挟み、前半のハイライトである「シャトー・ベイシュヴェル」へなんですが、やはりここは花男のカッコよさやダンディズムが光りますね~。
お得意の一列並びは鼻血モノです。
他にも、エデット・ピアフとマルセル・セルダンの「シャブリ」~「サロン」や(←『♪愛の讃歌♪』は英語よりフランス語の方がいいのでは?)、『JCS』を彷彿とさせる「マルケス・デル・ロメラル」~「シャトー・ペトリュス」など印象的なシーンもありましたが(←思わずジーザス!と叫びそうになりました)、何だかごちゃごちゃ感が否めなかったんですよね。
黒燕尾のシーンが『♪乾杯♪』なのもちょっと・・・。
でも、クセになりそうな予感もします。
 
 
次回の観劇は8月19日(土)です。
その際はどのような感想が飛び出すのでしょうか。