宙宝塚歌劇宙組公演
『白夜の誓い-グスタフⅢ世、誇り高き王の戦い-』
『PHOENIX宝塚‼-蘇る愛-』①~⑤
①1月11日(日) 11時
1階  6列65番
②1月14日(水) 18時半
1階11列23番
③1月31日(土) 11時
1階  3列23番
④2月  7日(土) 11時
1階22列31番
⑤2月10日(火) 13時半
1階  2列11番
東京宝塚劇場にて


宙組トップ凰稀かなめさんの最後の舞台。
図らずも複数回感激で観劇でき、今も余韻に浸っているところです。


『白夜の誓い』は賛否両論あり(いや、むしろ「否」の意見をよく耳にする)ツッコミどころも満載であるが、何故か私とは相性が良かったようだ。
確かに唐突感が否めないシーンも多く、特に主人公・スウェーデン国王グスタフⅢ世の妻・ソフィアの心情の揺れ動きにはもっと時間を割いて欲しかったと思うのは私だけではないだろう。
しかし、白馬の王子様的な凰稀の醸し出す独特の気品は「宝塚らしさ」に溢れており、私は彼女ありきの作品として観れば納得できてしまったのである。
退団作品というフィルターがかかっているせいもあるが、私は5回とも退屈せずに観れたのだった。
ただ、最後まで凰稀かなめの相手役は実咲凜音でなかったのが残念だった。


『PHOENIX宝塚‼』は凰稀を不死鳥・フェニックスに見立てたショーである。
かの『Apasionado!!』を彷彿とさせる冒頭シーンから客席は手拍子で、相変わらず藤井ショーは掴みが上手い。
怪盗カナメールの七変化の場面はファンへのサービスか(←なんせ、あのおみ足をもう一度観られたのだから)。
しかし、次期トップの朝夏まなとと実咲凜音のコンビシーンが度々出てくるのには閉口した(←二人はお似合いのコンビだとは思うが)。
また、あのデュエットダンスはデュエットダンスとは言い難い。
何故にセオリーどおり二人でお辞儀して幕-ではダメなのか。
それから、これは宙組に限ったことではないが、「スター」と呼ばれる生徒の歌唱力の弱さに改めて気づかされ愕然とした。
これではせっかくの藤井ショーも魅力半減である。


何だか最後は批判めいた文になってしまいましたが、お子ちゃまの頃から観てきた大好きな宝塚だからこそ!の苦言なのです。
宙組に思い入れもありますし。

とにかく、凰稀かなめさんの有終の美を飾る2作品を堪能できて良かったというのが今の偽らざる気持ちです。