散々「つまらない!」とか「破綻している脚本!!」などと言っていたにもかかわらず、結局5回も観てしまった『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』。

しかも千秋楽チケットがあると言われ、ニコニコ&いそいそと出かける始末・・・。

我ながらミーハーだと呆れるが、「いやいや、あのソルーナさん(=磯野千尋さん)のラストステージは見逃せない!」と思い直し劇場に向かったのだった。

 相変わらずツッコミどころは満載だったが、舞台のクオリティや完成度は日増しに高くなっていて感動さえ覚えている自分に驚く。

肝心のソルーナさんも“大きな愛の人・ルイ16世”を巧みに演じ、最後の挨拶では涙ぐむ一幕も。
そんな姿に我々観客も一様に涙し、彼女の功績を称えると共に門出を祝った。

ああ、またひとり名バイブレイヤーが去ってゆく・・・。



 さてさて、今や宝塚歌劇のドル箱作品となった『ベルサイユのばら』だが、月組→雪組ときて来年は宙組での上演が決まった。

う~ん、私もいくら『ベルばら』が思い出の作品でもこうも立て続けだと胸焼けを起こすというか、正直「もうお腹いっぱい。」状態である。

 劇団よ、目先の利益にばかり囚われていないで、観客が何を望んでいるのかを一度考えてみていただきたい。

そして、もっと人材(生徒はもちろん、作家(=演出家)や上層部に至るまで)を育てて欲しいのだ。

もう“困ったときのベルばら頼み”はやめにしてもらいたい。