『ジーザス・クライスト=スーパースター』①
10月27日(土)
13時~
1階4列6番
自由劇場にて
このところヅカの勢いに押されすっかり観劇数が減ってしまった四季ですが(汗)、やはり『JCS』は外せない!ということで観に行って参りました。
劇場のドアを開けると、エルサレムの荒野が目に飛び込んできます。
そして、一面が土色のその世界は、ジーザスの受難を暗示しているかのように物悲しい雰囲気をたたえています。
しかし、それとは対照的なロック調のリズムは一見アンバランスにも思えますが、意外なほど整合性をもって私たちの心に染み入ってくるのでした。
主な俳優陣もほぼ前回と同じ顔ぶれで安心して観ていられます(←下手な役者がひとりも出演していないのが四季の特長ですが)。
特にマリア役の高木美果さんが涙ながらに熱唱する「♪私はイエスがわからない♪」は、毎回私の涙腺を刺激するのでした。
そして、芝さんのジーザス。
圧倒的な存在感とパワフルな歌唱力には脱帽で、“ユダ役者 芝清道”の面影を払拭するジーザスでありました。
前回の観劇記にも記したと思うのですが、彼のジーザスはより人間くさく文字通り「スーパースター」なんですよね。
それがこの作品の主題である「イエス・キリストもひとりの人間だった」に符合するので、より生々さを感じるのではないでしょうか。
『JCS』は人間の持つ純粋さと残酷さという表裏一体の感情をまざまざと見せつけられる、どちらかというと重く暗い作品です。
でもだからこそ惹かれるのかも知れませんね。
なぜなら私たちも感情を持つひとりの人間なのですから。
*次回は11月18日(日)の千秋楽を観劇予定です。