劇団四季公演
『エビータ』
①2月18日(土):13時~
1階5列13番
②2月26日(日):13時~
1階9列18番
自由劇場にて
■既に26日(日)に千穐楽を迎えている公演ですが、記録を兼ねて記すこととします。
-『エビータ』は、33歳の若さでこの世を去ったアルゼンチン大統領夫人エバ・ペロンの波乱に満ちた生涯の物語である-
私は“高みを目指すがあと一歩のところで倒れてしまう主人公”にとても魅力を感じます。
滅びの美学とでもいいましょうか。
身を滅ぼしてしまうほどの激しい野心と熱情に、ある種の憧れがあるのでしょう。
しかもそれが女性となると、なおさら興味は尽きません。
貧しい私生児として生まれながら、その野心と美貌・才覚とでファーストレディにまで上り詰めたエバの人生はまさにそれでした。
そのエバを体当たりで演じられたのが野村玲子さん。
私は「エビータといえば野村さん」なので、今回も彼女のエバが観れたことはとてもラッキーでした。
彼女のエビータは野心だけではなく、その裏にある一途さや可愛らしさ、さらには哀しみをも感じられるんですよね。
特に2幕の初め-大統領府カサ・ロサーダに立ち市民に演説するシーン-の凛とした真っ直ぐな眼差しは忘れられません。
エバ・ペロンは晩年副大統領(という地位)を望みながらも叶わず、病によりその短い生涯を閉じます。
その時彼女の胸に去来したものは何だったのでしょう?
富と名声? それとも愛 ?それとも・・・。
叶うものなら聞いてみたい気がします。