宙宝塚歌劇宙組公演

『美しき生涯-石田三成 永遠の愛と義-/ルナロッサ-夜に惑う旅人-』

①6月4日(土)11時~

1階22列85番

②6月4日(土)15時~

1階6列22番

宝塚大劇場にて



宿ができたのをいいことに早速遠征してきましたよ。

それにしても、車窓から見える夢の国の風景ってなんて素敵なんでしょう!!

まるで一枚の絵のようです(しみじみ)。



『美しき生涯』はサブタイトルにもあるように戦国時代の武将・石田三成の半生を描いた作品で、脚本をあの大石静氏が担当しています。

実は三成と茶々は恋仲だった-という大胆かつ女性ならではの視点が面白く、それがまた宝塚っぽくてイイのです!

主君・秀吉への忠義と茶々への愛との板ばさみになり苦悩する三成の姿は哀しく痛々しく、どこか物憂げな表情が魅力の大空祐飛さんにピッタリの役どころでした。

最期(クライマックス)の凛とした佇まいにも武士の潔さが表れていて感動的でした。

茶々役の野々すみ花さんも演技派と言われるだけあって、少女から大人の女性へと変わっていく過程を巧みに演じていました。

それから、猿こと太閤秀吉役の未沙のえるさんがまた上手いんですよね~。

いやらしさ全開!でイイ味を出していましたぁ。

その他疾風役の鳳稀かなめさん、北翔海莉さん・悠未ひろさんらを筆頭とする「七本槍」の面々(←英雄たちがここではおバカという設定でビックリ。滋賀県人は怒るだろうなぁ)、おねの美穂圭子さんも適材適所でした。

ただ、三成と茶々が結ばれるシーン(=シルエットです)での雷や、七本槍とその妻たちの掛け合いの場面でのダジャレもどき(←あまり面白くない。面白かったらまだいいんだけど)は要らないような気もします。

このようにツッコミどころは多々ありますが、笑あり涙ありで私は面白かったと思います。→贔屓の組だからなおさらそう思ったのかも。時代劇も好きですし。



イタリア語で“赤い月”を表す『ルナロッサ』は、中近東を舞台にしたエキゾチックなショーです。

青白い月が半月から満月へ、そして赤い月へと変化する中で繰り広げられる妖艶な世界-古代の神官たちや旅を続ける砂漠の民、活気溢れるバザール、砂漠の豹と呼ばれる熱い男たち、ラクダに乗った歌姫、男たちを誘う月下美人・・・-は観どころ満載です。

前回の『ファンキー・サンシャイン』では意外に出番の少なかった大空さんも今回は出ずっぱりですしね。

また、今作品はダンスと同じくらいコーラス(&ソロも)の場面が多いので、改めて宙組・娘役陣の歌の上手さに気づかされました。

特に今回限りで退団する七瀬りりこさんの見事なソプラノにはただただ感嘆し、聴き入るばかりでした。←彼女の場合、宝塚というよりオペラの歌唱ですよね。

ただ、“エキゾチック”に傾倒したためか、やや単調でおとなしい印象は否めません。

コンセプトは分かるだけにちょっと惜しい気がしました。



東京公演ではより進化した宙組に出会えることでしょうわくわく