宝塚歌劇月組公演『バラの国の王子/ONE-私が愛したものは-』

5月28日(土)

11時~

1階11列39番

東京宝塚劇場にて



雨の日のお出かけはちょいと憂鬱なのよね~。

えっ?何故かって?

それはですね、うううっ、クセ毛だからなのですよぉ。

私の意に反してあっちへクルクル、こっちへクルクル・・・(号泣)。

な~んて、私の髪のことは置いといて、



『バラの国の王子』は宝塚版『美女と野獣』で、フランスの作家・バーモン夫人の原作を基にした作品です。

そのため、ディズニー版(=四季版)とは若干違いがあり、野獣は“王位継承を巡って魔法にかけられてしまった聡明で心優しい王子”という設定になっています。

また、ベルも“本好きの美しい娘”というよりもっと等身大の悩み多き女性として描かれていたり、さらには(野獣と一緒に魔法にかけられた)家臣たちも、家具ではなく動物に変えられていたりします。


冒頭からコーラス、コーラス、またコーラス・・・。

『美女と野獣』マニアの私には、チト淡白で学芸会チックだなという印象です。

それでも演者(たち)の力量で魅せるんですよね。

特に霧矢大夢さんの野獣は圧巻で、あの搾り出すような歌声には身震いするほどでした。→でも、野獣といってもそこは夢の溢れる宝塚ですから、それほど「ケモノ」という感じはしないんですが。

蒼乃夕妃さんの人間味溢れるベルも良かったですね。それに、今作品の歌は彼女の音域に合っていたように思います。

それから、ベルの姉たちを演じた星条海斗さんと憧花ゆりのさんは儲け役ですし(はじけっぷりが楽しい!)、妹君役の彩星りおんさんの悪女ぶりもなかなかでした。

個人的には花瀬みずかさん(=妃役(清き仙女))の歌声がもっと聞きたかったですね。

総合的にみるとやはりディズニー版の方が面白いし、ワクワクもします。

ただ、霧矢さんの野獣がもう一度観たい!とは思いますので、マニア的にはまあ合格点といったところでしょうか。←偉そうですみません。



『ONE』は数字の「1」をモチーフに、ナンバーワンやオンリーワンのものを集めたショーです。

その中には、一角獣あり・チャイコフスキーのピアノコンチェルトあり・ギネスあり・さらには宝塚歌劇もあり・・・と、あらゆる「ONE」が散りばめられています。

そしてそれは、優れた歌手であると同時に優れたダンサーでもある霧矢大夢さんの魅力をも表しているといえるでしょう。

出ずっぱりで歌い、踊る彼女を観ていると、早くも(退団後の)ミュージカルスターとしての道が見えてくるようです。

とにかく、楽しいショーでした。