『昭和歌(詩)浪漫』 | みつ梅の古今東西かべ新聞

みつ梅の古今東西かべ新聞

浪曲、歌舞伎を中心に観劇の感想を書かせて頂いております。
拙い文で恐縮ですが、よろしくお願い申しあげます。


『昭和歌(詩)浪漫』
◎2017年4月19日(水)・18:30開演。
◆於、渋谷ラ・ママ

ー出演ー
●飯村孝夫 o.d.A合唱団
Pf.田辺恵子
朗読・土屋弥生

●センス of エッセンス with 橘光一(El.)

●丸山圭子
support:笛吹利明(A.gt)、サトウレイ(Ba.Cho)

渋谷のラ・ママに大ファンの丸山圭子さんが出演すると聞き、仕事の終わりに駆け付けました。

今回は昭和の歌をテーマにしているそうで、昭和歌謡ファンとして期待に胸を膨らませながら向かいました。

店内に入ると客席は満員に近い盛況で、熱気が凄かったです。
ステージでは飯村孝夫さんとo.d.A合唱団が童謡や唱歌を歌われ、独唱や豊かなハーモニーに心が癒されるようでした。

続いてセンス of エッセンス with 橘光一のステージでは、懐かしい昭和歌謡が次々と登場し、思い出に浸る方や懐かしさでいっぱいになられる方など、それぞれその歌の流行った頃を思い返しているのが伝わって来ました。


そしてお目当ての丸山圭子さんが登場、笛吹利明、サトウレイと息の合った演奏が今夜も素晴らしかったです。
家族の愛、男女の愛など様々な愛を綴る丸山さんの作品は一曲一曲が映画のようであり、自然と感動で胸が熱くなります。
日本語の美しさを感じる歌詞に異国の香りのするメロディがロマンチックな気分にさせてもらえます。
歌の合間のお話も柔らかさと温かさがあり、ほっこりとします。

丸山圭子さんの『どうぞこのまま』を初めて聴いて感動をしたのが16歳の夏、片想いに破れた傷をこの曲を何でも聴いて癒しました。『どうぞこのまま』を聴く度にその頃の自分を思い出します。
名曲は思い出に挟む栞ですね。

良い歌の数々に魅了された一夜でした。