「お茶の魅力を次世代に語り継ごう」のコーナー(2024/8/17オンエア分) | MITSUのブログ

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近況やここだけの話しを披露する場所です♪

「お茶の魅力を次世代に語り継ごう」のコーナー♪

※このコーナーは京都山城地域伝統の名産品でありますお茶を、これからを担う次世代の方にも親しみを持って楽しんで頂ける様にお茶に纏わる魅力を惜しみなく紹介していくコーナーでございます!

 

お茶には様々なお茶の種類がございますが、本日は「ほうじ茶」にスポットを当ててお話しをしてまいりたいと思います♪

香ばしい匂いが魅力の「ほうじ茶」でございますが、お茶の葉を高い熱で焙煎(ばいせん)=焙じるところから「ほうじ茶」と名付けられました。

焙煎する事によって焦げたような味になって 香ばしくなります。併せて色も茶色くなります。

 

煎茶や碾茶・玉露はお茶の製茶工場で、まずお茶の葉を蒸すという作業をしており、蒸す事によって、お茶の葉の酸化酵素の働き(萎凋の働き)を止めて、摘みとった時のお茶の葉の色、「緑色」をキープしているんですね。

ですが、この「ほうじ茶」は蒸すかわりに、まず熱で焙煎するんですね。

蒸す代わりに、熱(あつ)い熱で焙煎する。

 

なので煎茶や碾茶・玉露とは製造工程がまったく違うのです。

外気に触れながらお茶の葉を焙じる事によって、お茶の葉の酸化酵素の働きが進んで、出るお茶の色が今度は「緑」ではなく「茶色」になるという事でございます。

 

ちなみに色・褐色のお話しになりますが、「茶色」と呼ばれる色が、お茶の葉 本来の「緑色」ではなく、なぜ木や土や段ボールの様な「茶色」をしているのかというと、その昔、お茶を製造工程で「まず蒸す」という作業が開発される前に、お茶の葉を外気に触れさせながら炒る、つまり焙じてお茶を出した色が「茶色」だったからで、「茶色」と名付けられた頃は、まだ蒸す作業が開発されておりませんでした。といったところから「茶色」はお茶の葉 本来の色、「緑色」にはならなかったという事でございます。

※永谷宗円さんが新しい煎茶の製法(青製煎茶製法)を完成させたのは後の1738年の事になります。

これにより摘みとった良質な芽をまず蒸して殺青(さっせい)し、葉の酸化酵素の働きを止めてお茶の葉本来の「緑色」のまま製茶される製法が伝わっていきました。

 

「ほうじ茶」は煎茶や碾茶・玉露の製造工程とは違い、まず高い熱で外気に触れさせながら焙煎(ばいせん)する事から、実際にお茶を淹れる時にお湯の温度によって、味が変化する事もなく、苦み成分が増す事もないので、冬に熱いお茶を出す時なんかはこの「ほうじ茶」がよく使われます。

 

お茶の葉をこげ茶色になるまで焙煎した「ほうじ茶」は、苦味・渋味成分であるタンニンが少なく、煎茶に比べてカフェインも少なめなのが特徴です。また、旨味・甘味の素となるアミノ酸類も、お茶の種類の中では 少なめなので、その分、さっぱりとした味わいとなっております。

 

焦げた香ばしい匂いがリラックス効果を呼んで、カフェインの事も気にしなくて良いので、沢山飲めるのが「ほうじ茶」でございます!

 

本日は「ほうじ茶」にスポットを当ててお話しを致しました。

 

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