FMうじ「お茶のシンガーソングライターMITSUがお届けする♪食と憩いの場Radio」
兼ねてより多数のリスナー様よりご要望頂いておりました僕の番組のお茶コーナー、トーク内容の活字掲載を本日より始める事に致しました。
お茶に関して知りたい方は今後、このブログのチェックをお願いします♪
FMうじ「お茶のシンガーソングライターMITSUがお届けする♪食と憩いの場Radio」2025年5月3日オンエア
「お茶の魅力を次世代に語り継ごう」のコーナー
※このコーナーは京都山城地域伝統の名産品でありますお茶を、これからを担う次世代の方にも親しみを持って楽しんで頂ける様にお茶に纏わる魅力を惜しみなく紹介していくコーナーでございます。
今日はこのコーナー宛てに1通、お便りを頂きましたので、早速、読んでいきたいと思います。
「MITSUさん、樋口さん、こんにちは。先週のこのコーナーで新茶を摘む、頃合いを初めて知りました。
一回では覚えられなかったけど…今度は紅茶について詳しく聞いてみたいです。」
というお便りでございます。
先週、お茶の葉を摘む最適な時期について、お茶の新芽には、葉の元となるものが5枚から6枚巻き込まれておりまして、これが徐々に開いていって、新芽が50%~80%ほど開いた状態の時が、お茶摘みに最適な時期ですよ♪というお話しをさせて頂きました。
今週、八十八夜を迎えまして、まさに今のシーズンでございます。
そして、今日は先程のお便りにお応えしまして、「紅茶」に関しましてね、一緒に勉強していきたいなと思います!
これから紅茶と緑茶の違いについて、お話ししてまいりたいと思いますが、まずその前に「どういったお茶が緑茶に含まれるのか」についてもお話ししてまいりましょうか!
ズバリ、煎茶・玉露・かぶせ茶・抹茶の原料であります「碾茶」などが緑茶に当たります。
ではなぜ、紅茶が緑茶に当てはまらないのか、それは単純に色でも識別出来ますね。
緑茶はその名の通り、緑のお茶、そして紅茶もその名の通り、紅い水色をしております。
この色の違いで、一目瞭然でございますが、これには製造法の違いが関係しております。
お茶の葉の中には酸化酵素というものが含まれていて、この働きを利用して摘んだばかりの生葉(なまは)を発酵させれば紅茶になります。
製茶する製造工程の中で生葉(なまは)を蒸したり炒ったりする事によって、酸化酵素の働きを抑えて製造するのが、緑茶になるのですね。
この時期、茶工場の横を通るとボウボウっとボイラーの音がしますが、これは蒸し機でお茶の葉を蒸して、葉の酸化酵素の働きを抑えているんですね。
逆に、摘んだ葉を一晩、何もせずにほっておくと、お茶の葉に存在する酸化酵素が働いて、発酵して「紅茶」になるという事でございます。
これが「紅茶」の正体でございます。
そして、次に「紅茶をおいしくいれるPOINT」なのですが、まず必ず、水を沸騰させる。新鮮な水道水で必ずグラグラに沸騰した湯を注ぐのがポイントです♪湯の対流で茶葉がポットの中でよく動いて、その結果、美味しい紅茶をいれることができます。
茶葉はストレートティー用の茶葉とミルクティー用の茶葉を使い分ける事がポイントで、ミルクティーを淹れる時は、茶葉を若干多目に使うのが良いとの事でございます。
そして、紅茶をいれる前に、まずポットとカップにお湯を注いで、全体を温めておきます。
そして、ポットの中で茶葉を蒸らす時間を計算します。
細かい茶葉は2分半~3分程度、大きい茶葉は3~4分が目安でございまして、美味しい「紅茶」をいれるには、温度を下げないことがポイントでございます。
ティーコジーや、ティーマットを使うと保温効果も上がりますので、工夫して淹れてみて頂きたいと思います♪
カップに注ぐ際は、最後の一滴まで注ぐ事もお忘れなく!でございます♪
という事で本日は「紅茶」に関するお話しでございました。
【お茶楽曲のご紹介】
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MITSU