2020年5月
世の中大変な状況ですね、突然前触れもなく全ての仕事が奪われ休業無職状態。
ほぼ無収入になるなんて想像もしていなかったのは同じ状況にいる全ての方々もきっと同じでしょう。
日本では2月頃からでしょうか、コロナが蔓延しだしてライブハウスでクラスター発生、、、。
僕は今でも頭に焼き付いて忘れられない出来事があります。
丁度そんな2月の末、電車の扉辺りにギターを背負った若いミュージッシャンが立っていて、少し離れた僕の前の若い女性が「あっちから降りるの止めようコロナ移るし、ライブハウスとか行ってるで」と一言。
その時の不快感を表した女性の顔は当然同じ業種である僕にも向けられる事であって、、、たまたまその時は楽器を持っていなかったので彼女は僕がミュージシャンとは気付かなかったでしょう。
その女性を責める気は全くありませんが、何だか全ての気力が失われた瞬間でした、、、。
そして3月、4月、5月と状況は厳しくなる一方で、政府からはいよいよ緊急事態宣言発令。
現在ライブ、レコーディング、レッスンと全ての仕事が無くなってしまいました、この先の分も。
今はジッと耐えていつかコロナが終息したらまた今迄通りの生活が戻るはず、頑張ろう！
なんて微塵も思えません、その前に生活が破綻してしまう。
そして今後、緩和できる薬が開発されてもウィルス自体を撲滅させなければ感染リスクの高いライブハウスやホールコンサート、イベント、レッスンに皆さんがまた気兼ねなく来てくれるのでしょうか？
それはまだまだ先の話しだと感じてます、今の医療、科学の力で少しでも早くコロナが撲滅できる事を心から祈るばかりです。
そんな負のことばかりを書いても読むのが嫌になって暗くなるだけですね、さて。
僕は昔から色々な事にすぐ興味が沸くようで様々な本を読んだり調べたりしてました。
そして去年とても印象的なビジネス著書に出逢いまさしく穴が開くほど？何回も読み直しては書き込んで勉強、関心は沸くばかりでどんどん惹き付けられて行きます。
全く知らない世界で興味津々、読み進めて話しもピークのところでこの本はまだ終わってもないのに
「あなたのやることはひとつ、今すぐこの本を閉じてください」と、、、。
身体中に電気が走り目にはジワーっと涙が、、、感動と言うものですね。
これ本ですよ！最後まで読者に読んで貰うのが本ですよね？きっとこの一文がなく最後まで読み進めて終わる本だったら僕はきっとここまで感動はしていなかったでしょう。
時期は年末頃でしたでしょうか、早速この著者の事を調べてメルマガやサイトに登録、今までもこう言ったサイトには沢山登録して来ましたので違和感や抵抗は全く無し。
そして1月は情勢もまだ穏やかでコロナは他所の国の話し、音楽の仕事も相変わらず忙しくバタバタと日々過ごしつつ時間があればその本を何度も読み返しては調べてました。
2月、日本も雲行きが怪しくなり不穏な空気が流れ出します。月末には冒頭にも書いたライブハウスでのクラスター発生を機に音楽業界は総崩れ、キャンセル、延期の連絡が止むことはありませんでした、そして電車でのあの出来事、、、。
う～ん、これはきっとヤバイ事になるよね、、、案の定この時点で3月、４月はほぼ仕事が無くなります。
しかしこのタイミングで登録していたメルマガから、例の本の著者がビジネスセミナーを企画するとの情報、、、。
3月、何とかまだ1店舗の楽器屋レッスンだけは続いており無収入は免れていましたがまぁ酷い落ち込みようです。
この業界、3月の収入は前月(2月)分の報酬が入るシステムなのでダメージが色濃く出るのは4月、5月辺りから、何とかしないとな、、、このままでは目に見えて生活が崩壊する。
そして3月下旬頃、先述のビジネスセミナーが動き出し本格的に準備が始まります。
僕は迷う事なく仮予約、説明会、正式に参加と引き寄せられるように進んで行き申し込みを完了、もちろん無料な訳ではなくこの現状ではとんでもない額の参加費用、そして暫くの出費続き、挙句5月の仕事も全て無くなりました、、、でもそんな事全く気にしてなかった、全てが自然な流れに感じてました。
4月、いよいよ廃業状態のなか6日からオンライン型ビジネスセミナーがスタート！ここからはセミナーではなく”塾”と書きます。
この塾が始まる前から色々調べ準備もしていましたが、いざ始まるとそれを遥かに凌駕する内容と量！これは大変、と同時にやる気が沸々と湧いて来ます。
よくあるこの手のセミナーは学校と同じく教えるだけ教えてあとは自分の力で頑張れと、そのためのスキルは惜しみなくしっかり教えます。と言うものが普通で多いのですがこの塾は違いました。
あなたと私はパートナーと言うスタンス。
相談、悩みがあれば時間を惜しみなく使って解決策を一緒に練ってもらえて、何もなければ何もない！
勿論月に一度の講師陣による講座、月末の懇親会とスキルアップの勉強交流会はちゃんとあります。
そして何よりこの全てがオンラインで行われてます！コロナが騒がれる以前からこの内容を企画しているとはどこまで先が見えているのかと今でも感心するばかり。
さて、それで、一体僕は何をしているのか！？
はい、貿易関連事業を立ち上げました！この世界が混乱している中、既に２つの製品を海外交渉を毎日のようにして独占契約も結び、今は日本市場への販売路を開拓するため日々動いてます！って全てオンライン上で、３蜜厳禁は死守！
この海外交渉中に急遽会社名、ロゴマークが必要となりその場で”MEETS TRADING”と2秒くらいで決定、ロゴマークも１時間くらいで作成、まさにインスピレーションのみ、、、。
文章で書くと簡単に見えてしまいますが、この1ヶ月は物凄いやり取りと一つ進める毎に必ずトラブルが発生すると言うまさに激動です、多分これからも。
普段企業戦士が如何にこの緊張感溢れる現場を掻い潜って仕事しているのか身に染みて感じました、本当に凄い！
そう言う訳で現在、音楽の仕事が全く出来ない現状でライブやレッスンに費やしていた時間は貿易事業の勉強、立ち上げに使っております。
もちろん日々の楽器練習、音楽への関心、勉強、新たに配信も始めましたが、とにかく演奏する、仕事をする場が全くない以上どうしようも無い！ただ終息を待つだけではいけないと感じています。
勿論、僕も本音はコロナが消息してあの素晴らしい音楽の世界に再び戻れれば！と強く想っていますよ！本当に！今直ぐにでも！
でも、現実と理想の合間で葛藤している時間があるのなら、どのような未来になっても生きて行ける術の一つ、または新しい事をこの毎日空いた時間を利用して身に付けるべきではないかと考えました。
今回ありのままを書いているのは、人と話す機会（オンライン上）があれば必ず聞いている質問、
「皆さんは新しいことをする時、周りの人にその事を言いますか？言いませんか？僕は昔から全てが整ってから言っているのですが、、、」
と言う問いで、殆どの方が最初から言うべき、そうしたらきっと協力、力になってくれる人も現れるはず、と言われました。
そして、
「何より小林さん、失敗を見られるのが嫌で格好つけてませんか？」
と、、、グサッ！ハイそうです。
さて、この貿易事業がうまく行くのか失敗するのか、、、進むのみ！音楽と共に！
日本での展開が掴めたら、次は実際の海外交渉でのお話をしていきたいと思います、日々ドラマでした。
よければまた読んであげて下さい。
小林 充
"MEETS TRADING"
