
SLUMDOG MILLIONAIRE(PG-12)
監督/ダニー・ボイル
120分
http://slumdog.gyao.jp/
人気番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、あと1問で2000万ルピーを手にするところまできたジャマール(デヴ・パテル)だったが、ムンバイのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと、これを面白く思わない番組のホストに不正を疑われ、詐欺容疑で逮捕される
ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか...警察の尋問によって、真実が明らかになっていく
イギリス発祥で世界中でローカライズされ人気となった「クイズ$ミリオネア」を用いて、インドの現代史をあらゆる角度から垣間見れる
(さすがに真実との違いは分からないけど、中心人物2人の子供時代を演じた子たちが売られそうになったり、住居の小屋が強制撤去家され路上生活をした事実だけでもう充分かと)
これでもかっていうくらいあらゆる要素が詰め込まれていて、以前の作品で大物俳優の制約に苦しんだという噂のダニー・ボイル...今回は全て出し切っただろう
ほぼ全員無名の役者か素人であまり知らない国が舞台なのに(個人的には幼少期から青年になる前まで)飽きる事なく楽しめた
急激な近代化で高層ビルとスラムが混在し、エネルギーに満ち溢れたこの国はこれからも格好の舞台になるのでは...
ドリームワークスもインド資本になったり、国内でも年間の制作本数多いし増えてきそう
いくらインドが舞台とはいえハリウッド映画だし、さすがに特有のあのシーンはないかと思ったら、やっぱり...
お国柄ってヤツなんだろうけど、まぁこれもそのうち慣れるのか。。。
★★★★+
第81回アカデミー賞<作品賞><監督賞><歌曲賞><作曲賞><編集賞><録音賞><撮影賞><脚色賞>
個人的には「MILK」が好み「チェンジリング」も良かったが、この2作品が事実に基づいているのに対し、「スラムドッグ$ミリオネア」のオリジナリティさと新境地に軍配が上がったか...
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
http://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/009/TNPI2000J01.do
SCREEN7 ★★★★☆
スクリーンは大きく、音響も良い
段差があって前も気にならないし、座席の座り心地がもう少し良ければ文句なし
座席数も一番多いけど、真ん中の列の中段から後ろがおすすめ
出入口は向かって右中段一ヶ所のみ
毎月14日は1,000円
