
ミルク(MILK)(PG-12)
監督/ガス・ヴァン・サント
ショーン・ペン/ジェームズ・フランコ/エミール・ハーシュ/ジョシュ・ブローリン
128分
http://milk-movie.jp/
1972年のニューヨーク、金融や保険業界で働いていたミルク(ショーン・ペン)は、20歳年下のスコット(ジェームズ・フランコ)と出会い、恋に落ちる
二人は新天地を求めてサンフランシスコに移り住み、カストロ通りで小さなカメラ店を開店
そこはたちまち同性愛者やヒッピーたちのよりどころとなり、ミルクは彼らを快く思わない保守派に対抗した新しい商工会を結成することになる
社交的でユーモアにあふれたミルクは、近隣住民の抱える問題に、政治的により関わりを深めていく
70年代のアメリカで、同性愛者であることを公表して公職に就いたアメリカ初の政治家ハーヴィー・ミルクの半生約10年間を描いた作品
本作で初めて知ったので、どれくらい現実にそっているか分からないけど、彼の人物像が凄く伝わる
そう思わせるほど、彼が同性愛者であり、いかに周りから愛されていたかをショーン・ペンが熱演している
今回もキレキレの入り込んだ演技、いやぁさすが主演男優賞、ほんとにホンモノに見えたな
冒頭のシーンから当選までの前半はその時代に見入り、中盤やや淡々と流れていたのと、自身の知識不足のせいで政治的背景が分からず取り残されてしまったのはあるけど、今までクローゼットに隠れていたマイノリティが、市民権を勝ち取ろうと立ち上がり、大衆に向かう姿(このへんアメリカならでは)は、たとえ同志でなくても心に訴えかけられるものがあるのではないか
★★★★☆
第81回アカデミー賞<主演男優賞><脚本賞>
ガス・ヴァン・サント作品は「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(97)も見てないし
他にも「小説家を見つけたら(00」「エレファント(03)」「それぞれのシネマ ~カンヌ国際映画祭60回記念製作映画~(07)」あたりも見とかないと
シネマライズ ★★★★
http://www.cinemarise.com/
箱は小さいわりにスクリーンが大きく、座席の座り心地もいい
2Fの一番前に座ったけど、浅く座ると字幕が見づらい事も...傾斜があるので二列目以降でも充分かと