

「世界の七不思議」というのは古代の数学者が選んだ建築物リスト(現存するのはギザの大ピラミッドだけ)で、その後も何人かが新・・とか中世の・・とかいろいろ著されていて定説はないらしい
古代世界が遺した謎のひとつでもあり、世界遺産に登録されている「ナスカの地上絵」、いったい誰が、何のために...
その謎については諸説あり、未だ解明されず
地上絵の事ばかりに関心が向いていたが、今回更に興味を惹かれたのはナスカ文化について
彼らは特に土器や織物作りに卓越した力を発揮していて、絵付けにも高い技術を持ち、その強いメッセージが込められた作品に深く感銘を受けた
エジプトやインディアンの文化にも一部共通するものがあると思う
地上絵が何のためかはどの説も面白く、誰がについてもナスカ人は幾何学や数学の才能をも持ち合わせていたはず
そんな彼らであれば800km2の広大な砂漠のキャンパスに全長100mを超す巨大な絵を画く事は可能だと感じた
日本人の研究チームが、今年の4月20日までに約100種類以上の地上絵を新たに発見(今世紀初)したのと共に、車やバイクの走行が後を絶たず、地上絵の損傷が相次いで見つかっていると新聞に掲載されていた
以下、4月3日発売のNewsweek誌で紹介された、最も消滅の危惧にに瀕している世界の景観
エジプトのルクソール イラクのバビロン インドネシアのコーラル・トライアングル ペルーのマチュ・ピチュ モルディブ イタリアのヴェネツィア 中国の万里の長城
自然に浸食されるのは仕方ないが、商業目的の人の手で被害があったのであれば悲しい事
次世代の人たちが観られるよう永く遺っていてほしい

世界遺産ナスカ展
上野 国立科学博物館
http://www.tbs.co.jp/nascaten/