ちょっと今回は真面目なブログ。
皆さんは、友達は彼女と、こんな会話したことないですか?
「○○の映画、面白かったねー」
「えー、そうかなあ。○○の方がよかったよー」
おかしいですね。
二人で全く同じものを観たはずなのに意見が合わない。何故?
理由は単純です。
二人の感じた『面白さ』には個人差があったからです。
じゃあ、結局『面白さ』、『つまらなさ』って何なんでしょ。
人によってバラツキがあるのは何故?
今回はそういうお話。(笑)
たとえば世間的に評価の高い大人気作品があったとして、それを日本国民の全員が支持することはありえないわけです。
相手を楽しませる、悲しませる、苦痛にさせる、憧れさせる。
これが良くも悪くも相手に『感動させる』つまりは感情を揺さぶるということに繋がるのでしょう。
感動と一言で言っても、何も涙を流させるばかりが感動じゃありません。
そういう意味では、或る意味、映画や漫画も心理学と似てますよね。
心理学である以上、ある程度、理論づいたメカニズムが存在すると考えて遜色ないはずです。
物語の構成には起承転結なんてのがありますが、きっとそれもメカニズムの一つに当たるんじゃないかと思います。
※勿論、物語を完結に説明するといった役割も担っているのでしょうが。
でも、これでは感じ方に個人差があることの理由になってませんよね。
そう、事はそう単純ではありません。
起承転結だけ織り込んでさえいれば誰にでもストーリーが楽しめるわけではないのです。
では、先で述べた『感動』を生み出している根本的理由は何?
人によって面白いと感じたり、あるいはつまらないと感じたりする原因は?
考えれば考えるほど深いし、どつぼにハマっていきそうな自分がいますが。(笑)
で、結論としてはですね。
それは一重に、その人がこれまで歩んできた人生体験なのではないかと。
たとえば、その人が過去に探偵ものの作品を観たことがあったとします。
で、次に同じような探偵ものの作品を観た時(ほぼ展開やストーリーも似通っていたとして)、果たして面白かったと感じるでしょうか?
逆に初見の人にとっては、それはそれは素晴らしい作品に映ったかも知れません。
要はこういったことの積み重ねなんじゃないかと筆者は思うのです。
人は何か自分の知らないもの、これまでに見たことがないもの、知らないものには興味や好奇心を抱きます。
その一方で過去に見たもの、とっくに知ってるものには目もくれません。(これについては所謂、安っぽい、あるいはチープな作品に見えてしまう)
これが『面白さ』や『つまらなさ』の主立った正体なんじゃないかとね。
勿論、これらが全てではないし、そんな単純なものではないでしょう。
それこそ此処では語り尽くせないくらい。
きっと、もっともっと奥深いものです。
時代が進んでも、これからも変わらず、いつまでも面白い映画や漫画を観たいものですよね。^^