寛大がスイミングに通い出して1年になる。
「プールに行かせるようになってから風邪をひかなくなった」とは一般によく聞く言葉だが、寛大もこの1年本当に風邪をひかなくなった。
なぜか。
「鼻腔口腔・殺菌消毒説」をボクは唱えたい。
プールの温水は雑菌が繁殖しないよう、塩素系の消毒薬が混ぜてある。この濃度は定期的にチェックされ、常に一定の殺菌効果が得られるよう機械制御されている。
また排水溝から流れ出た水は循環・濾過され、清潔が保たれている。
だからプールの水は濁らない。
濁らないどころか、極端な言い方をすればプールの水とは大量の消毒液、ととらえることもできるのだ。
これは学生時代スイミングスクールでバイトをしていたときの記憶と知識に基づくものだが、建物の構造を見る限り、おそらく今も似たようなシステムだと察せられる。
さて、泳ぎがヘタでプールに慣れていない子供は、実によく水を飲む。ゲホゲホとムセかえったかと思えば、今度は鼻の奥に水が入り込み、ツーンとした痛みに顔を歪めたりしている。
これは強烈な「うがい」といえる。
そのほとんどが鼻や口の粘膜から侵入してくるという風邪の菌やウイルス。
うがいと手洗いの予防効果の高さは言わずもがなであろう。
結論
プールに通う子供たちは毎週1回、泳ぎを習うと同時に、大量の塩素系消毒液で鼻腔と口腔を強烈に殺菌・消毒してもらっているため、風邪をひくにくなる―.
いかがでしょうか。