お冥福を長く担当していた患者さんが亡くなった。 95歳、大往生。とてもいい最期だった。 麻痺やガンに苦しめられるでもなく、ボケるわけでもなく、自宅の自分の部屋で過ごし、ついこないだまで歩いてトイレに行ったいた。 亡くなる1週間前頃から徐々に食事がノドを通らなくなり、最期はまさに枯れるように、家族に見守られながら穏やかに息をひきとったようだ。 自分の親にも、こんな風に逝ってほしいと思った。