無力「夜空を見上げると、無数の星がちりばめられていた。これほどすさまじい数の星に見おろされながら生きていたというのに、ボクはその存在に今まで気づきもしなかった。いや、星だけじゃない。その他にどれくらいたくさん、ボクの気づかないことや知らないことが世の中にあるんだろう。そう思うと、自分が救いようもなく無力に感じられた。(田村カフカ)」