昨日の夜風呂から出ると、「左目が真っ赤だよ」と妻から指摘された.そう言われてみればゴロゴロとした異物感がある.目を閉じると上まぶたと下まぶたの間に何かが挟まっているような感じだ.不思議と痛みはなかった.


鏡をのぞいてみる.


するとどうだ、左目の左側の白目がブヨッと腫れているではないか!?ゼリー状の水膨れがもっこりと白目に形成されている.目を閉じたときの異物感の正体はこれだったのだ.左目を左に向かせるとその水膨れが目尻との間に挟まれ、グニャリと形を変えたりしている.


・・・一体!?


我ながら超気持ち悪い.心配そうに症状を見てくれる妻の顔にも、声にならない「キモっ」の表情が張り付いている.

生まれて初めての症状に、言い知れぬ不安が立ち込めた.


突然わが身に降りかかったナゾの病にフラつきながら、インターネットで調べてみる.

これはどうやら「結膜浮腫 」というものらしい.眼球の表面とそれを覆う結膜との間に水が溜まってできるもので、アレルギー性結膜炎の一症状、花粉症の季節にはとても多いとのこと.目をこすったりなどの機械的刺激がきっかけになることもあるそうだ.眼科に行っても、「寝てれば治る」と言われるだけとの情報もあった.


とりあえず一安心.

しかしどうしても気になって、ちょくちょく鏡を覗き込む.やはり気持ち悪い.


その日は目を冷やしながら寝て、翌日眼科の診察を受けた.

情報通り、「そんなものはどうでもいい」みたいなことを言われた.ホッとする.

しかし間髪置かず、「でもアナタ角膜に傷がついてるわよ。けっこう大きくね。」と言われ、1週間のコンタクトレンズ禁止令が発動された.


がちょーん.