沈まぬ太陽山崎豊子の本。 全日空の史実に基づいた小説。御巣鷹山での墜落事故などかなりのリアリティーで、読んでいて恐くなる。 墜落30分前から飛行機は制御を失い、乱高下を繰り返して最後はグルグルまわりながら、地面に対してほぼ垂直にとてつもない速度で墜落した。 航空機事故はあまりにも凄惨極まる。 この30分間に乗客が味わった恐怖は計り知れない。 そして、残された遺族の悲しみや怒りもまた、計り知れない。