大腿骨頚部骨折を受傷し、入院・手術・リハビリを経てようやく退院の日を迎えられた、とある独り暮らしのおじいさんの話。
自宅に戻ったおじいさんは、留守中線香もあげてやれなかったおばあさん
の仏壇に向かい、ロウソクに火を灯しました。
「いやぁばあさん、ようやく退院できたよ。マイッタマイッタ」
と心の中で想ったかどうかはわかりませんが、仏様に向かって手を合わせ、帰宅の報告をするおじいさん。
…すると、
なんとロウソクの炎が着衣に引火!
あっと言う間に燃え広がり、おじいさんは腕や胸腰部などに重度の火傷を受傷。
のたうち回ってなんとか自力で119番。
おじいさんは退院した当日、というより直後に、救急車で当院に搬送されてきて再び入院しました。
熱傷はけっこーヒドかったようで、ヒフ移植の手術を受け、今はリハビリに精を出しておられます。
おじいさん、入院中に看護師にでも手を出しちゃったのでしょうか?ばあさんの嫉妬の炎が、じいさんに引火した。
ボクにはそう思えてなりません。