昭和2年からの15年間、実は日本でも陪審員制度が取り入れられていたそうです。
この間の裁判で被告に無罪の判決が出たのは、全体の21%。
一方、陪審員制度のない現代で無罪の判決が出るのは、なんと全体の約2%!

判決が甘くなること、日本が開戦したことなどから、昭和17年に陪審員制度は「休止」となり、現在に至るわけです。

一般人が司法の場に参加する陪審員制度には、魅力を感じます。選挙権を持つ人なら等しく指名される可能性があるそうで、思い出作りのためにボクなら二つ返事で引き受けちゃいます。
けど責任は重い。自分の判断が被告人を死刑にする可能性もあるとかって考えると、判決が甘めになっていた当時の人達の気持ちも何となくわかる気がします。