「12人の優しい日本人」の舞台(DVD)、観ました.
おもしろかったんだけど、気づいたことが2つ.
ひとつめは、TV画面で観るなら舞台より映画のほうがよいということ.
当然といえば当然か.
映画は画面上で観られることを前提にしているが、舞台は生で観客に観せるのが本分だ.
例えば舞台では役者の声が聞き取れなければ何も伝わらないので、「小声」が使えない.
基本的に役者は声を張る芝居が中心にならざるを得ない.
他にも場面転換がしにくいとか、NGがだせないとか、色々と制約は多いわけだ.
そういった面で、舞台は画面で観るとちょっと物足りない感じがしてしまう.
まぁ「ライブで観る」といのが舞台の最高の醍醐味であることは言わずもがなだが.
ふたつめは、江口洋介より豊川悦司の方が芝居がうまいということ.
映画版で豊川が演じていた役を舞台では江口がやっていたのだが、舞台という制約を差し引いても、豊川の方が上手くキャラクターの個性を演じていたように思う.
意外だった.