今の趣味は野球とフットサル ですが、これらをエンジョイするにはそれなりの体力が必要です.

だからそういつまでも続けられるものではありません.

せいぜいあと10年くらいでしょうか.


体力に自信がなくなったら、次はどんな趣味にのめり込んでやろうか.そう常々考えながら生きているわけですが、先日その未来を暗示するかのような夢を見ました.


場所は自宅近所.

山際に陽が落ちていく夕暮れの空がものすごくきれいで、ボクは心を奪われてその情景を眺めていました.あまりに美しいので、この景色を絵か写真に収めたいと思い立ち、急いで家に駆け出しました.

すると後ろから次々と中学校時代の友達が自転車で追い抜いていきます.

「どこへ行くの?」と尋ねると、

「今日は同窓会だよ.呼ばれてないの?」との答え.

「あぁそんなんだ.誘われてないなぁ.」と一瞬寂しさがよぎりました.でも、すぐに気持ちは前向きになった.

なぜか?

それは、もし同窓会に行ってしまったらあの美しい景色を収められない、と思ったからです.

自分には今夢中になっているものがある.だから孤独は寂しくない.

むしろ、同窓会になど行ってられるか!

夢の中でそんな風に感じたわけです.


今ボクは本当に「人」に恵まれています.家族もいる・トモダチもいる・親もいる・兄弟もいる・職場の仲間がいる.

でも悲しいかな、いずれ歳をとるとともにそれらの人たちと共有できる時間や価値観はこの先少しづつ減っていくことでしょう.環境の変化や時間の流れが、いやおうなく関係を疎遠にしていくことと思います.

そしていつかきっと、孤独と向き合う日がくる.

そんなとき、一人でも夢中になれる趣味が、自分を救ってくれる気がするのです.充実感をもたらしてくれると思うのです.


まぁそんなわけで、いずれボクは写真を趣味にしたいと思っています.今は何となく、絵よりも写真がいいなと感じています.本当は今すぐにでもカメラを買ってあっちこっち行って乱写してみたいのですが、時間もお金も知識もありません.スポーツを楽しめないくらいの体力の衰えを感じてからの、お楽しみにしておこうと.


そこで今日からちょっとずつ、ネットで見つけたキレイな写真、自分もいつかこんな風に撮れるようになりたいなと思う写真を連載してみます.


第一弾はこれ.


金色の空


あの時夢で見た夕暮れの景色に、ちょっと似てるんです.