コンタクトレンズってとても便利な大発明だけど、スゴく危ういものだと思う。安全性って意味じゃなくてね。

・衛生的で清潔な環境
・繊細で高い巧緻性を持つ指先の動き
・購入し続けられる経済力
・安全に使用できる自己管理能力
etc。

これらの条件を満たしていなければならないという、非常に不安定なバランスの上に成り立っているのが、コンタクトレンズ(をつける生活)だ。これだけの条件を揃えてはじめて、コンタクトレンズを使う資格を有するとも言えるだろう。
使う側を選ぶ道具ってこと。

清潔が保障されない発展途上国ではまず難しいね。あと災害時とか戦争。絶対上記の条件なんか満たせない。0.1以下の視力しかないオレなんか、戦地でコンタクト外れたら平気で敵兵に手とか振っちゃうよ。「オ~イ」なんつって。即死だね。

つまりコンタクトレンズってのは、衛生・安全・経済などが保障された一部の先進国民だけが使用しうる超ゼータクな品物ってことだよ。底辺にある何かが破綻したらすぐに影響を受けて、コンタクトライフは簡単に崩壊すると思う。そういう意味で「危うい」と感じるわけ。

そう考えると、視力の低下ってのは、そのまま生命力の低下ってことに直結するのかもなぁ。危険を察知する能力が低いわけだから。