~年末から今日までに読んだ本~


「99%の誘拐」岡嶋二人:先日の新生児誘拐事件の犯人がモデルにしたと一部で報道された一冊。誘拐モノとしはかなりの完成度だった。オチはイマイチ。75点。


「マムシのanan」リリーフランキー:超メジャー雑誌での連載だったせいかリリー節にもかなりの遠慮がうかがえた。他のエッセイよりパンチが弱い。しかしこのなかの一文、「女子は傷つくことには敏感だけど、傷つけることには鈍感」のくだりには感銘を受けた。60点。


「椿山課長の7日間」浅田次郎:春にテレビドラマ化されるらしい。配役が楽しみだ。浅田次郎特有の設定の妙。面白かった。随所にちりばめられた名言の数々を忘れないために、赤エンピツを片手にもう一度読みたい。85点。


「ボロボロになったひとへ」リリーフランキー:リリーはきっと青春時代の悩みや葛藤を忘れずいられる人なんだろうと思う。見事に再生している。短編集なのでインパクトはいまひとつだったけど、それぞれ味があって面白い。「東京タワー」が95点だったから、これは68点だな。


今日から、直木賞などを受賞した「容疑者Xの献身」を読み始めた。東野圭吾はいくつか読んだけど、その度にガッカリさせられてきたんだけどな…。 読んだら感想を書きます.