悲痛兼備

民放各局、女子アナに比べて男子アナには華がない。憧れの対象とか「こんな風になりたい」的な目線が注がれる率は女子アナへのそれよりはるかに少ないだろう。

女性に対する誉め言葉「才色兼備」を体現するのが女子アナなら、男子アナは一体どんな言葉で形容されるべきなのか？全く思いつかない。むしろ、「男は黙して多くを語らず・男は背中でものを言う」の真逆を体現しちゃってる気もする。

以前嫁の友人が「フジテレビの笠井アナはダメだ。役立たずだ。」との意見を発表していた。確かに。彼から感じとれるのは「才」でも「色」でもない、「悲」と「痛」だ。役立たずかどうか別として、「とくダネ！」で小倉にコマヅカイのように軽ろんじられる笠井をみていると目をそむけたくなる。噛むはスベるは間ぁ悪いは。にじみ出る育ちの良さとさわやかな笑顔が実に痛い。

「将来の夢は？」と聞かれて「アナウンサーになることです」と答える男子小学生ってどれぐらいいるんだろう。逸見さん以来のヒーローの出現が待たれる。