独自の研究

昔から腹が弱い。昨日みたいに急な腹痛と便意に襲われ途中下車を余儀なくされるケースが今まで何度もあった。幾多の経験の中から、医学的根拠に基づいた対処法をあみだした。紹介する。
【吉原式便意払拭法～高崎線編】まず腹の痛みに対してはゲートコントロール理論を応用する。Ａという痛みがある場合、より強い痛みＢを別の部位に感じると、Ａの絶対値に関わらずその痛みを感じにくくなるというヤツだ。やり方は簡単。体のどこかを全力でツネる。筆者はスボンのポケットに手を突っ込み裏地越しにふとももをツネくりあげる。血が出るほどに。大切なのは腹痛より強い力でなければならないという点だ。
次に便意に対してだが、結論から言うとこれには「エロをもって対処せよ」につきる。腸のぜん動運動は副交感神経によって支配されているため、大雑把に言うとリラックスすると便意は促通される。だからその逆。交感神経を刺激するのだ。交感神経とは「戦闘モード」。ただ、電車内で便意を追い払うためにケンカを売るわけにはいかない。もし腹をなぐられたら全てが台なしになる。そこでエロだ。ありったけの想像力を総動員してエロ妄想で頭をいっぱいにする。こうすることで交感神経を興奮させ、便意に抑制をかけるという寸法だ。さらに呼吸は速く浅くを心がける。顔が紅潮してくればしめたもの、さらにエロ想像に拍車をかけ、瞳孔を開き、完全に腹痛と便意を払拭しよう。

この方法で２駅はしのげる。まとめると、「ふとももを全力でツネりながら呼吸が荒くエロ妄想で頭をいっぱいにした顔の赤い瞳孔が開いた人」となる。まぎれもない変態だ。しかし満員電車で脱糞するよりはマシである。