私たち人間は、
見ることも、触れることも出来ない「心」と、
見ることはもちろん、健康であるかどうかも確認出来る「体」によって存在し生きています。
皆さんも「心」の存在は認めるでしょうけど、
その「心」とはどのような形をしていて、
身体のどこに存在していますか?
心に関する学問が「心理学」ですが、
それを教える心理学者の多くが、
本当の「心」について全てを知っているわけではありません。
ですから、
おかしな学問を作ってみたり、
おかしな職業を作ったりするのでしょう。
そもそもカウンセラーは、
人の心の問題を解決するのですが、
おかしな事に同じような職種をいろいろと作ってますよね。
それでいて、
本当にカウンセリング効果を出せる専門家は少ないのが実情です。
それはなぜでしょうか?
一つには、
本当の「心」がよく理解できていないこと、
本当の「人間」という存在を理解できていないからです。
スクールカウンセラー?、産業カウンセラー?、動物心理学?、コーチング?、メンタル・ヘルスケアマネージャー?・・・
まだまだ他にも同じような職業がありますが、
そもそも「心」の問題を扱うのは一つのみです。
医学でも同じように細分化し過ぎて、
一人の医師が一人の患者の全体も診れない。
何でこのような社会になったのかな?
このような細分化社会が、
一つには、「たらい回し」の原因を生み出すのでしょうね。
僕が家庭教師を兼ねてカウンセリングをしていたある日、
家庭教師派遣センターの責任者の人に誘われてとある中学生の家庭を訪問することになりました。
和室の部屋へ案内され、
母親と中学生の男の子が入ってきました。
男の子は痩せていてどこか暗い感じで、
黙ったまま母親の横に座りました。
母親の話では、
食事もうまく摂れず学校にも行けないので、
病院へ連れて行ったが原因が分からず、
数カ所の病院をたらい回しにされても病気は治らず今に至っているとの事でした。
そして話の最後に、
「どうでしょうか、病気は治るでしょうか?」
と、母親から尋ねられたので、
「もちろん、治りますよ」
と答えると母親は少し希望が見えたのか、
「それでは、宜しくお願いします」
ということでその子の家庭教師を引き受けました。
その男の子は中学3年生で、
高校受験まで後数ヶ月という時期でしたので、
とにかく家庭教師をしながらのカウンセリングでしたが、
数回訪問した頃には学校へ行けるようになり、
食事も普通に出来るようになったようでした。
高校受験も終わり、
家庭教師の仕事も終わったのでその後はその親子に会うことはありませんでしたが、
数年後に中津市のとある大型家電店でバッタリその親子に遭いました。
僕は気づかなかったのですが、
女性の声で振り返るとその親子でした。
よく見ると男の子は背も高くなり顔色も良く、
元気な声で挨拶してきました。
過去の記事にも書いておりますが、
僕は本来不登校や問題を起こした生徒などのカウンセリングを主にしていたのですが、
病気の相談も約 30件近くあり、
中には大学病院で数年から十数年も治療を受けているという人もいました。
相談を受けた人の中には数名ほど、
僕の手にも負えないほど深刻だったのでお断りしたケースもありますが、
8割以上の人は短期間で病気が治りました。
何故だと思いますか?
それは、
病気の多くは原因が心にあるからです。
そして、
本当の「心」を知るには、
「人間」そのものを知らなければなりません。

カウンセリングも医療も教育も正しくは出来ません。
また、
あらゆる問題解決も、
「人間」「心と体」「心の在り方」など原理を知らなければなりません。
一人でも多くの病気で悩む人が健康を取り戻すことを願っております🙏