私たち人間は、
「人は教育によってのみ、人間となる」
ということをこれまでに何度もお伝えして来ました。
お腹が空いたら食べる、
眠たくなれば眠る、
繁殖のために子孫を残し育てる事は「本能」の働きにより、人間以外の動物にもあることですね。
しかし、
私たち人間は「本能」だけで生きているのではありませんね。
私たち人間には「本能」をコントロールし、
秩序ある人間社会を形成する事や新たなものを創造する能力などの「精神(または霊人体)」があります。
しかしそれは、
本能とは異なり、
私たち人間にしか無いことや、教育でしか育たないという特殊なものです。
そのために「教育」が必要なのですが、
その「教育」が「原理」に沿っていなければ人間社会の秩序も崩壊してしまいます。
ところが日本の教育にも欠けているものがありますが、
それが何か皆さんは分かりますか?
先ず教育には大きく2つの過程にそれぞれ3本の柱があります。
1つは、
家庭教育、学校教育、社会教育という柱であり、
もう一つは、
知育、徳育、体育という柱です。
そしてこの2つの3本の柱は、
授ける者(指導者)と受ける者(学習者)の相対関係によって成り立ちます。
これらの事が正しく機能していなければ、
私たち人間社会も成り立たなくなりますが、
それが現在の人類の危機を招くことに至っているのです。
家庭教育の問題、学校教育の問題、社会教育の問題、
これらそれぞれの問題を解決していかなければなりません。
中でも家庭教育は、
私たち人間社会の最も最小の基盤であり、
最も重要なものですから、
家庭教育の見直し、家族の在り方などを見直すことが重要です。
家庭教育の基本は徳育に重点を置きながら知育や体育を行うのですが、
学校教育と関連付けすぎてバランスを崩していることや、
過干渉、放任、それに虐待など様々な問題もあります。
とにかく、
家族とは?家庭とは?家庭教育とは?
これらについて正しく知らなければなりません。
正しく知ったら、
それを実践していく事ですよね。
現在子育て中の方は、
まず初めに親の姿勢、言動などを見直すことから始めなければなりませんね。
今後は、
一人でも多くの心身共に健康な大人が育つ事を願うばかりです。
