あれからもう、


50年近くになろうとしています。


僕が芸能界に入って間もなくある雑誌で、


故 松本清張、故 野村芳太郎、野村プロデューサーの3人で「霧プロ」を立ち上げたという記事を見ました。


翌日、松竹映画を訪問し野村プロデューサーに会って霧プロに参加させて欲しいとお願いしました。


するとプロデューサーからは、


「じゃあ、良いのがあるから映画にしたいので、早速その本を読んでください」


という願ったり叶ったりの話がありました。


その話というのが、


※⬇こちらはネットで先程見つけた映画の案内です!



松竹映画を出たその足で新宿の紀伊国屋へ行くと、

松本清張師著書「渡された場面」の単行本を買うと、

当時住んでいた近くの新小岩井駅まで電車で移動しましたが新小岩井駅に着いた時には読み終えていて、

その本の内容はその後約6年間ほど全て記憶されていました。

しかしそれから数日後のある日、

うっかり映画化の話を松本清張師と電話で直接した時に、

タイミングが早すぎたのか松本清張師が怒り出して、

結局その後数年間野村プロデューサーからは、

「台本がなかなか出来てこないんですよ」

と、何度か繰り返されてその映画のことは諦めました。

しかしその後、

野村プロデューサーから何度かドラマになったことは聞いておりました。

じつは、

この映画のためにプロデューサーから頼まれて、

佐賀県唐津市まででかけて唐津市在住の方にご協力頂いて唐津弁を録音して東京へ送っていました。

ですが、

僕には必要なかったようですね。

この話の後は、

野村プロデューサーから、

数本の映画の台本が届きましたが、

いろいろと思うところがあり全てお断りしました。

しかし、

それらの映画は全て観ました。

多くは、

渡瀬恒彦さんが主演を務められていたと記憶しております。

野村芳樹プロデューサーさん、

大変ご迷惑おかけしました。

御縁がありましたらご連絡いただけると幸いです。