以前にこのようなニュースがありました。
昔と違って、
コンピュータやスマホなどの発達と共にインターネットも普及し、
今やスマホ、タブレットで遊ぶ子どもも増えています。
このような事から、
文字が書けない、
読書をしないような児童・生徒も増えているようですが、
それじゃ、
読書をしたらよいのか?
冒頭のニュースにもありますように、
読書をしても成績が上がらないという子もいます。
しかし、
それ以前に読書の目的や内容ですよね。
教科書や書籍を読んでも、
どのように内容を理解していくのか、
どのように感じ取るのか、
読書で身につけた知識や内容を実生活でどのように活用しているのか、
そこが問題ではないでしょうか。
例えば同じように漫画ばかり読んでいるAくんとB君がいたとします。
ところがこの二人、
A君は成績が良いのに、
B君は中々成績が上がりません。
このような事は、
僕が子どもの頃からありました。
ですから、
同じ読書でも、
その内容の理解度や感じ方などは個人差がありますね。
これは大人でも同じです。
僕もいろんな宗教を歩きましたが、
どの宗教でも教えを説いた書籍はありますが、
同じ内容なのに、
理解度や感じ方などはかなり違ってきます。
それは何故でしょうね。
一つには、
学生時代からの「暗記」にも問題があるのではないかと思います。
例えばキリスト教などで使用されている聖書、
主に仏教で使用される経典などにしても、
それらを何度も読んで暗記している人は多いのですが、
その内容を実践できる人は数えるほどしかいません。
このような事は、
学校での教育指導の在り方にも問題があるからでしょうね。
先日からテレビでもニュースで話題になっておりますが、
このようなニュースがありましたね。
読解力の問題です。
この要因の一つに、
算数・数学の指導も関連しているのをご存知でしょうか。
普通中学校の教育現場で「5W1H」と言えば、
英語の授業を思い出されるのではないでしょうか。
しかしこれは、
数学にも必要不可欠な内容ですね。
読解力を伸ばすには、
単に読書をすればよいというモノではありません。
人間同士のコミュニケーションも重要な要素の一つです。
本物の「教育のプロ」を育成していかなければならないのではないかと思います。
そもそも「教育」とは何なのか、
「勉強」の本来の目的は何なのか、
指導する者は当然これらを正しく知らなければなりませんね。
「大人になったら必要だから」
「勉強していないと大人になってから困るよ」
などと子どもに話す大人は多いけれども、
そういうあなたは、
学校で学んだことをどれだけ日常の生活で活用しているでしょうか。
一日も早く、
教育が正常化されることを願っております。