既に2学期が始まった学校、
もうすぐ始まる学校、
それぞれですが、
今年の夏休みにも全国で多くの子どもたちが、
事故や犯罪などの様々な被害に逢っているのではないでしょうか。
それが引き金となり、
2学期に登校しない、
または、登校出来なかったり、
登校しても悩みを抱えていたりするのではないかと思います。
そのことに、
どれだけの教師が気づき、
キチンとした正しい指導が出来るかどうか心配ですね。
僕が学校回りをしていた頃でも、
どの学校へ行っても、
全校生徒の約8割以上の生徒が何らかの悩みを抱えており、
その約半数は深刻な問題で悩んでいました。
また、
中には明るく振る舞っているため回りの誰もが悩んでいることに気づかないという生徒も少なくありませんでした。
そのようなことに、
いつも直接接している教師が、
どれだけ気づくかということもありますね。
僕の場合は、
初めての学校でも、
生徒の表情やしぐさ、言葉遣いなどから、
学力や普段の素行など教師でも気づいていないことを見抜いていました。
それだけに学校の無力さを感じることも、
少なくありませんでした。
僕はいつも、
子どもたちの問題の第一原因は家庭にあり、
第二原因は学校にあるということをお話しします。
しかしこの事はまた、
逆に考えれば問題解決の糸口も然りであり、
家庭で子どもたちの問題の多くは解決できるし、
家庭で出来ない場合は、学校で解決できるのです。
この事を僕は、
塾で行っていましたので、
学校で出来ないはずはありません。
ですが、
むかし、ある県の教職員組合から、
「家庭訪問の仕方についてお話ししていただけませんか」
というオファーを頂いたことがありました。
残念ながらそれは、
僕の仕事の都合で実現できませんでしたが、
家庭訪問がうまく出来ない原因の一つには、
教師の資質の問題があるのではないでしょうか。
いずれにしても、
二学期というのは、
教師の実力が問われる時でもあります。
生徒を苦しめる愚かな教師ではなく、
子どもたちを悩みや苦しみから解放し、
夢や希望を与える教師になって欲しいですね。
僕も現在、
どのようにして子どもたちを救うかということについて対策を思案中です。
一人でも多くの子どもたちが、
大人の犠牲にならずに希望を持って生きていけるように願っております。