ある日ふと気づくと、
KB小学校近くにある2年先輩のTKくんの家にいました。
と言っても、
TKくんの祖父母はみつるも子どもの頃から家族の付き合いがあり知っていたので、
姉ちゃん(母の妹)と一緒に何かの行事があって行ったのでした。
家の中では大勢の近所の人たちなどもいて、
忙しそうにしていました。
やがて、
姉ちゃんがみつるを2階のベランダへ連れていきました。
ベランダからは、
辺りが一望できる・・・!?
と言っても、
庭には大きな木もあり、
それほど遠くが見えるというわけではありませんでした。
ところが、
その後も何度かみつるは、
そのベランダに立っており、
夕焼けに染まる風景を眺めていることもありました。
そしてこの状況はその後、何度も見ることになりましたが、
建物や登場してくる人物など全ては現実のものですが、
それはおそらく現実ではなく幻のようなものでした。
またあるときには、
KB小学校のある地域の夏祭りにみつるはいました。
小学校の近くには同級生の女の子、KWさんの自宅があり、
道路を挟んで向かい側にはKWさんのあばあちゃんが文具や駄菓子などのお店をしており、
みつるも小学生の頃から何度もお世話になっていました。
祭りでは道沿いに沢山の露店も並び、
大勢の人たちが行き交いとても賑やかでした。
小学校とは反対側の山の斜面には神社へ続く道?
石段だったかな?
坂を登ると神社がありました。
ここまでは現実でしたが、
神社から道路やその両端に並ぶ家並みを見下ろしながら細い道を歩いていくと、
人気のない山の方へと登っていきます。
しばらく登るとポツンと家が見えてきました。
その家には、
母の義理のお姉さんの姉の家族が住んでいました。
母の義理のお姉さんとその姉というのは双子で見分けのつかないほどそっくりでした。
その家にはまた、
みつるの同級生、TKがいました。
ところが、
祭りの日に何故か一人でその家に向かって歩いて行くみつるでしたが、
やがて辺りは暗くなりその家の灯りが見えてきました。
たどり着くとそこには、
誰もいないのに灯りだけが点いていたのです。
ところが不思議なことに、
この、祭りの会場から神社へ、
そしてTKの家まで何度も行くのです。
しかも、
何度も同じことの繰り返しでした。
たぶん、
同じ夢を何度も繰り返して見ていたのでしょうね。
それにしても、
現実とも夢とも区別のつかないようなこの事象は、
小学校の時に見た実家のお姫様の時のような出来事でした。
このような不思議な現象は、
みつるが2歳の頃から既に始まっていたのでしょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーー 続く ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー