小学校の頃はよく、

父の実家である叔父(父の兄)さんの家へ行きました。
(僕もこの家で生まれました)

夏休みなどは、

従兄弟たちは勿論、

友達も大勢いたので、

この家で過ごすことが多かったです。

※⬇Googleマップより現在の様子。黄色の枠の中が僕の生まれた父の実家です。


写真上の方が日田市方面、

写真下の方が熊本方面で、写真左側に縦に走るのが国道387号線です。

因みに小学校は、

ここから熊本方面へ約30分ほど歩いて行ったところでした。

小学校卒業までに暮らした家からこの叔父さんの家に行くには、

熊本方面から日田市方面へ向かって、

写真に赤線で示した細い道を国道から右下へと降りていくと着きます。

※⬇こちらは、小学校当時の家回りの図です。


家の外には広い(子ども頃)庭があり、

白い土壁の蔵が図の位置に3つ、

風呂は外の崖っぷちに建っていました。
(勿論、五右衛門風呂ですね)

奇妙な体験をしたのはこの家でのこと。

いつものように、

道路から細い道を降りて行き、

広い外庭へ出ると、

いつもと様子が違っていました。

大勢の人たちが集まっていたのですが、

皆の服装がどう見ても江戸時代のような格好をしていました。

着物姿のお百姓さんのような人たち、

着物姿に刀をさした侍らしき人たち、着物姿の女性たち、

何があるのか分かりませんが、

皆さんお祭り気分のように楽しそうで、

とても賑やかでした。

また、

庭の隅には風車(かざぐるま)や提灯(ちょうちん)に飴などを売っている露店もありました。

呆気に取られてその様子を眺めていると、

上の図にある蔵の①と②の間の細い道から、

綺麗な着物姿のお姫様?

らしき女性が数人の人に囲まれて歩いてきました。

するとその女性は、

僕の手を引いて家に入ると、

ローカを奥へと進み2階への階段を上がると2階の回りローカに立ち、

僕の横で下の様子を見ていました。

※この家は、近年まで民宿になっていたので、宿泊された方は、ローカ奥の階段や2階の回りローカからの眺めもご存知かと思いますね。

何が起きているのか分からず僕も、

下の様子を眺めていると、

大勢の人たちが僕たちを祝福でもするかのような御祝いムードで、

踊ったり、楽しそうなお祭り状態でした。

この後の記憶はありませんが、

夢であれば、

どこで目が覚めたのか分からず、

しかし、

現実でないことは明らかでした。

建物や場所などは全て現実のままでしたが、

人々だけが全て昔の服装でしたし、

集まっていた人数も驚くほど多く、知る人は一人もいませんでした。

とにかくその時の不思議な光景は今でも忘れません。

まるで、

過去へタイムスリップしたような感覚でした。