病院から小学校の入学式へ直行で出席しましたが、
その後1週間の自宅療養を経て、
遅い時間の一人登校が、
僕の初登校日でした。
小学校下を走る道路から正門へつながる石段を、
一歩、一歩上り、
正門へ着くと正面には古い木造2階建ての校舎があり、
休み時間らしく外の壁に持たれて話をしている生徒、
本を立ち読みしている生徒、
右の方ではグラウンドで遊び走り回る生徒などが目に入りました。
すると突然、
「外人が来たぁ~、外人が来たぞ~」
と、叫ぶ男子生徒の声が聞こえました。
驚いて2階の窓を見上げると、
僕の家の近くに住んでいる5年生の先輩、C君でした。
するとC君の声を聞いた生徒たちが、
一斉にこちらを見たので、
急に恥ずかしくなり、
走ってグラウンドを横切ると講堂の中へ入り教室へ飛び込むと机に座っていました。
当時、1年生と2年生は教室が足りなくて講堂を仕切って作られた仮の教室でした。
やがてベルが鳴り、
休憩時間を終えた同級生たちが教室へ戻ってきました。
皆、僕の方を見ながら其々の机に着くと、
間もなく担任であるA先生(おばあちゃん先生) が入って来て、
僕の事を皆に紹介し、僕自身も自己紹介しました。
皆も其々に自己紹介しましたが、
人数は少ないものの一度に全員の名前は覚えられませんでした。
そして最初は国語の授業でしたが、
教科書を皆で音読した最初のところだけは今でも忘れません。
それは、
「さいた、さいた。桜がさいた」
で、間違いないと思います。
そして昼休みには、
最初に友達になったM・Tくんと外へ出て遊んだのを忘れません。
僕の小学校生活第一日目は、
このように始まりました。
※次回へ続く。(^o^)v