今朝の特ダネ(フジテレビ系)番組の中で、

プロ野球チームのドラゴンズが、

「応援歌で『おまえ』は教育上良くないからやめろ」

と言っているとか。

この事について歌手の嶋大輔氏は、

「ニュアンスの問題だからいいんじゃないか」

そして特ダネの小倉さんは、

「もともと『おまえ』は、『御前』から来てるしいいんじゃないか」

と言うことでした。

僕も長年教育に携わり、

教え子たちにも「おまえ」という言葉は多く使っていましたが、

その時々の使い方で言い方を変えていましたし、

それで子どもたちに悪影響を与えたことなどありませんでしたよ。

ひとつは言う側と言われる側の「感情」や「気分」の問題ではないでしょうか。

教育現場でいえば、

学力の低い生徒ほど、

このドラゴンズのような事を言うんですよ。

そういえば、むかし日教組系の公務員から、

僕が話の中で言った「外人」という言葉に対して、

「『外人』という言葉は良くないですよ。『外国人』と言うべきですね」

と言われたことがありました。

この事をある議員さんに話すと、

「それは、言葉狩でしょう」

と仰られたのを思い出しました。

とにかく「おまえ」という言葉が教育上良くないと言うのは、

それを言っている人に問題があるのではないでしょうか。

僕も応援歌で「おまえ」を無くす事の方が問題だと思いますね。

皆さんは、

この事についてどのように思われますか?

時代がどのように変わっても、

変えて良いもの、

変えるべきもの、

変えてはいけないもの、

等の区別が正しく出来るようにならなければいけないでしょうね。

例えば教育現場で教師が、

「おまえ何度言ったら分かる。頭悪いなあ」

と言ったとすれば、

ここで問題なのは「おまえ」ではなくて、「何度言ったら分かる。頭悪いなあ」というこの、

「おまえ」の後の言葉全てです。

「何度言ったら分かる」というのは、

教えたことが子どもに理解出来ていないことであり、

教え方の問題なので言ってはいけませんね。

そして「頭悪いなあ」というのは、

人の能力を否定し見下していることや、

逆に自分の愚かさを露呈しているようなものですから使わないことですね。

「言葉」に関してはプロのマスコミでさえ、

「使ってはいけない言葉」を使っているのを見聞きしますよ。