今朝の特ダネ(フジテレビ系列)で、

スマホの問題が少し出ましたね。
そこでちょっと、
この、2002年に発行されました「ゲーム脳の恐怖」(著者:森 昭雄先生)という本をご存知の方はいらっしゃるでしょうか。
じつはこの本が出版された頃の事ですが、
当時お世話になっていた家庭教師派遣会社からの依頼で、
ある中学生の家庭を訪問した事がありました。
ところが、
ゲームに出てくるキャラクターの話以外では会話が出来ず、
通院しているという病院の薬の副作用も激しく出ており、
とても僕のてに負える状態ではありませんでした。
もっと早い時期に会っていたら、
カウンセリングで改善されたでしょう。
その生徒以外にも、病気で大学病院などに掛かっていた生徒もいましたが、
そのような生徒はカウンセリングで全員治りました。
それから、
この本の帯にある写真を見てほしいのですが、

3人の子どもたちが、
テレビに向かってゲームをしていますね。
じつはこの写真と全く同じ状況を、
知人宅で見たことがありました。
広い畳の部屋でしたが、
当時小学5年生だった知人の息子さんが、
友達二人を連れてきたので何をして遊ぶのか見ていました。
すると真っ先に準備したのがテレビゲームでした。
更に見ていると、
一人がゲームをしている間に、
もう一人はそれを横で眺めていて、
残りの一人は寝っ転がって漫画を読んでおり、
3人の会話はありませんでした。
それを見ていた僕には、
せっかく友達が集まっているのに、
会話もなく、其々に好きなことをしている光景が奇妙に思えました。
勿論、個人差はありますが、
ゲームばかりしている子どもの目には輝きが無く、会話でも反応が遅いなどを感じました。
いろいろ物議をかもしたテレビゲームですが、
最近では、
「スマホ依存症」という言葉まで出てきましたが、
スマホの普及により様々な問題が指摘されるようになりました。
例えば、
長時間使用することによりブーライトや視点距離の一定などにより、
視力低下やピント調整機能低下などの目に関するトラブルの問題。
また、
思考力や注意力、記憶力などの低下の問題。
更には、
ながら利用(自転車や車などの運転中、歩きながら)による事故の増加なども問題ですね。
他に「不適切動画投稿」に関連する犯罪などの増加も。
何でもそうですが、
次から次へと便利なものが出てきますが、
その度に新たな問題が出てくるのも、
人間を無視した便利さや利益優先の物の進化にあるのではないかとも思われますね。
今後は人間の能力を伸ばす事を手助けするような科学であって欲しいと願っております。
いろんな意味で「便利」と「儲かる」という言葉には十分な注意と判断が必要ですね。
皆様の健康と安全を願っております。