
この本は、
2013年10月4日に洋泉社MOOKから発行されたものです。
この本も久しぶりに出してみましたが、
30ページに写真2枚目のような見出しが目につきました。
この内容からすると、
「ゆとり教育が始まってから学力低下は進んだ」
というようにグラフ付きで、
記事が書かれておりますが、
僕からすれば「ゆとり教育」の影響で学力が低下したと言うよりは家庭や学校教師の問題が更に深刻化したことだと思います。
一般的にはゆとり教育によって、
授業時間が少なくなったので学力が低下したという教育関係者や一般の人が多いように見受けられますが、
学力低下はそれ以前から始まっており、
何よりも、学校よりもはるかに指導時間の少ない塾で学力が上がっているのを見ればそれは明らかです。
ゆとり教育は、
学力低下に拍車をかけたに過ぎないと思います。
何よりもまず、
学習塾(進学塾)はそれ以前から普及が始まっていました。
つまり、
学校に指導力が無いから塾の普及が広まったのです。
しかし、この「ゆとり教育」はその後に始まったのですが、
準備も基礎固めも何も無しにいきなり「ゆとり教育」を実施したことが学力低下に拍車をかけたのは紛れもない事実でしょうね。
そもそも教育は、
その「結果」が数年から数十年後、
つまり子どもたちが成長したから本当の結果が出てくるので、
先見の目で見ていかなければならないでしょうね。
定年などで退職された先生方の中には、
「私たちはとんでもない教育をしてきたよ。申し訳ないなぁ」
と、後悔の念にかられている人もいました。
そのような間違った教育を受けてきた子どもたちが成長して、
現代(いま)の社会を築いているのです。
教育問題を根本から更に検証していけば、
日本の未来も見えてくるでしょう。
未来の日本が、
中国、韓国、ロシアに分断され「日本」は消滅していくという事が無いよう願っております。