高校や大学などは、

義務ではないので、

受験生本人が決めることですが、

あなたの家庭では、本人? それとも親が? それとも学校の進路指導の担任?

どちらが進路を決める(または、決めた)のでしょうか?

一昔だったら、

進学率はまだ今ほどは無かったですね。

しかし高度成長と共に進学率も高くなりました。

そこで問題になってくるのが、

進学の目的ですよね。

「勉強は嫌いだけど皆が行くから」

      とか

「親が行けと言うから」

       や、

「成績の関係で、ここしか行けるところが無いから」

「友達が行くから」


などと、自分の意志では無かったり、希望校ではなかったり、回りに合わせたりして進路を決める生徒もいます。

でも、

このような生徒の中には進学先で問題を起こしたり、

授業などについていけなかったりして中退する人もいます。

表面化するのは一部ですが、

水面下では前述したような理由で進学する人も比較的多いものです。

親や進路指導の教師は、

受験生本人の真意を本当に確認出来ているのでしょうか?

今回東京で起きた高校の教師による事件は、

勉強や学校の目的を理解できていないことや、

家庭不和による原因が根底にあるのでしょうね。

僕もカウンセリングをしていた頃、

各機関・団体などの教育相談員や指導員などにもお会いしてきましたが、

生徒本人よりも大人の目線で物事を見てしまう傾向が強いことが見受けられました。

ですから、

未だに教育問題が絶えないのです。

文科省も知識人を集めて様々な教育方針や制度等を決めているようですが、

現場の実態、特に生徒の本質がよく分からずに机上の空論で決定することが多くあるようです。

これまでに、

「再発防止に努めます」

という言葉をどれだけ聞いてきたでしょうか。

児童や生徒には「規則を守りましょう」とか、

「同じことを繰り返さないように」

などと言っておりますが、

それをお手本で示さなければならない大人が実行出来ないから、

児童や生徒にはそれが通用しないどころか、むしろ反感をもたせることになるのです。

親や教師は勿論、

子どもたちへの御手本となるような生活を心がけ実行することが教育改善の第一歩ではないかと思います。

大学受験生には、先日センター試験がありましたが、

高校受験生もそれぞれの高校入試の真最中ですね。

進学の目的や内容をよくよく考えて最後まで諦めずに頑張って欲しいです。

因みに僕の場合は、

親や担任の先生に高校進学を勧められましたが、

行けなくて進学しなかったのではなく、

学校の教師や教育にいろんな疑問を持っていたので進学をしなかったのです。

ですから、後悔など全くしていませんし、

むしろその疑問を解くために教育関連の仕事に就きました。

でも、

今後は更に高度な社会に変わっていきますので、

現在の受験生は勿論、在学生ももっと勉強に取り組んで欲しいですね。

頑張れ受験生 \(^o^)/