写真は、

2016年1月号の教員を目指す人向けの本ですが、

表紙をよく見ていただくとお分かりのように、

「特集1 出る『いじめ』」

そして、その下には、

「① いじめ防止対策推進法」

と書いてありますね。

そもそも「いじめ」を生み出したのは大人であり、

それを子どもたちへ伝染させたのも大人であり、教師です。

日教組教員たちのいじめは、

とても酷いものだったようですね。

僕が学校を訪問すると、

日教組教員に敏感で気を使う校長がとても多くいました。

また、

日教組教員にいじめられて他の地区の学校へ転任する教員もいました。

教員の問題は他にもあります。

例えば、

公立の中学校から「偏差値」が消えた原因も教員に原因があります。

高校入試に関して、

偏差値の結果で安易に進路指導をする担任が多く、

この事で僕も多くの生徒から相談を受けました。

学校で偏差値について正しい扱い方をしていれば、

また、教員の指導力があれば、

公立の中学校から偏差値は消えずに済んだのです。

更にもう一つお話ししたいのが、

「体罰」に関する問題です。

最近のニュースに、

ある学校の教師が体罰問題を起こしたので、

他の学校へ転任させると、再び転任先の学校で同じ問題を起こしたというのがありました。

じつはこれで思い出したことがあります。

じつは昔、

福岡県のある中学校で3人の教師が生徒に体罰を与えるという生徒からの相談を受けたときの事です。

教師に殴られたという生徒の話では、

3人の内の一人について「あの先生からは殴られても納得出来るが、他の二人からはどうも納得出来ない」というものでした。

そこで僕が学校を訪問して得たことで下した判断は、

教育委員会へ事情を説明して、教育委員会の指導にお任せするということでした。

後日に教育委員会を訪ねて結果を聴くと

「二人の教員は、他の学校へ移しました」

と言う回答でしたが、僕はこの事に憤りを感じました。

何故なら、

今回のニュースにあるように、

教員自身が変わらなければ、どこへ行っても同じことを繰り返す恐れがあるからです。

それから、

今日のバイキング(フジテレビ番組)でも、

体操協会の話の中でコーチの体罰の話が出て、

「体罰は絶対に良くない」

という事が言われていました。

僕も体罰が良いとは言いませんが、

中にはどうしても必要な時があります。

僕のブログで何度かお話ししましたが、

これまでに塾や家庭教師、カウンセリング等で、

数千人の生徒に接してきましたが、その中で10名くらいの生徒には手を出して指導した事もありました。

ただし僕の場合は、

3度口頭で指導しても難しい生徒に限って、

ほっぺたを手の平でバシッとひっぱたき、その後、

理由と問題改善などについて説明しそれで改善できた生徒は 99%、

それ以外は僕の指導からはずしましたが、それで問題になったこともなく、

反対に生徒や保護者から御礼の言葉を頂きました。

つまり「体罰」そのものは良くありませんが、

どうしても必要な事もあり、

その場合は、

① 生徒に対して絶対に怪我を負わせてはいけない。

② 指導者が自分の感情で手を出してはいけない。

③ 手を出した後の生徒の理解やフォローがキチンと出来ること。(生徒との信頼関係が必要)

④ 必要に応じては保護者への指導も行うこと。

これは、最低限の条件です。

テレビで放送された体操選手への体罰は、

僕から見てもとても「体罰」ではなく「暴力」としか見えませんでした。

体罰は昔からあったというのは僕も知っておりますし、

僕の中学校でも、

度を越えた体罰を行い、

余儀無く退職された教員もいました。

学力や体罰問題なども含め、

学校教育問題を根底から見直す必要があると思いますね。

今後の教育改革が根本から見直されることを願っております。

※追伸:いま、今年の漢字に「災」が決まったというニュースが入ってきました。