荷物の整理をしていたら、
モバイル関連の本が出てきました。
中には以前に紹介した物もありますが、
僕が電子手帳を使いはじめたのは、
1983年の頃からではなかったかと思います。
当時はまだ、
電子手帳というよりも、
掌サイズの小さな電卓に電話帳が付いたような物でした。
そして1987年頃に、
SHARPからPAー7000という電話帳が発売され、
その後に出た同社のPAー6500 というのが、
僕の最初の電子手帳でした。
PA―7000 に比べPA―6500 は画面が2倍になり、
ひらがな、漢字などの場合4行表示出来て、
数字、カタカナ、英字のみの場合はその倍の8行表示と見やすくなりました。
更には本体もPA―7000に比べて薄くなり、
キーボードを閉じると通常の能率手帳よりも薄くて、
シャツの胸ポケットに入れても軽く携帯性も良くなりました。
機能的にも、
カレンダー、スケジュール、電話帳、メモ、計算、漢字辞書、世界時計、時計などがあり、
データベース作りにも最適でした。
その後1990年には、
同じくSHARPから、PI―3000 (初代ザウルス)と言うのが発売され、
これが日本におけるPDA(Personal・Digital・Assistant の略)の始まりとなりました。
このザウルスは、
電子手帳から更に進化し、
キーボード入力は勿論、付属のペンで手描きメモが出来るようにもなりました。
更にシリーズ化され、
PI-6000FX になるとパソコンとの接続は勿論、
携帯電話と接続してファックスの送受信やインターネット接続が出来るようになりました。
僕もこのザウルスシリーズのうち、
8種類くらい使いましたが、
一番のお気に入りはやはり、
最後まで使っていた MI-310 という機種です。
これは、
コンパクトながらカラー液晶表示で、
しかも、シリーズの中では唯一、単3アルカリ電池で動作するため、
外出時に電池が切れても直ぐに調達出来るところが良かったです。
(当時はまだ、モバイルバッテリーなどありませんでした)
僕の場合、
カウンセリングや塾の講師、それに家庭教師など広範囲に移動する事が多かったので、
これらのような携帯情報端末と携帯電話は非常に便利で手放せない秘書のような相棒でした。
他にも腕時計がたのコンピューターやカメラなど、
コンパクトで仕事に活用出来るものはいろいろ使っていました。
ですから、
僕のモバイル生活は、
30年以上になりますね。
最近では、
スマホやタブレット等をはじめ、
様々な高機能携帯情報端末が出てきており、
モバイルオフィスも簡単に、場所も選ばず出来るようになりました。
しかし最後に気になるのがやはり、
これらの機器を動作させる電源です。
様々な自然災害が増してくる現代社会では、
いつまた大停電が起こり、
その期間がどれだけ続くかわかりません。
そしてもう一つ、
通信システムの安定ですね。
今後は、
新たな電源の開発に期待するしかありませんね。